川と温泉と満開の河津桜|ならここの里キャンプ場
2020/03/03
ヘタレファミリーキャンパーの、りょうです。
今回はキャンプがメインではなく、浜松に用事があって宿泊先を探す必要があったのですが・・どうせ泊まるならビジネスホテルや観光ホテルを予約するより・・キャンプ場のバンガローにしちゃう?ってことで、バンガロー泊です。
浜松というと、近隣に某有名・西日本第1位キャンプ場がありますが、なんとなくそそられず・・ちょっと離れてますが掛川にある「ならここの里」にしました。(浜松までは新東名で移動です。普通に浜松に用事がある方はマネしない方がよいです。)
静岡県掛川市の川沿いのキャンプ場。掛川市街から山へ登って行った方にあるので、市街地より気温低めな印象です。
なんといっても最大の特徴は「ならここの湯」という日帰り温泉が敷地内にあること。ぬるぬるした泉質の美肌の湯です。
キャンプ場は川沿いにかなり広く、区画サイト、一般サイト(フリーサイト)、バンガロー、コテージ、テニスコート、広場、とあります。
夏は川遊びや魚のつかみ取りも出来、設備も充実していて初心者にも優しい高規格キャンプ場。
区画サイトは約100㎡で電源付き、フリーサイトは(人数によりますが)3千円台とお安め、バンガローの種類も数も豊富・・と色んなパターンでの利用が出来ます。
ただしグルキャン規制等ないので、夜の騒がしさ等のマナー違反が見られるとの口コミも見られます。
- 公式サイト:ならここの里キャンプ場
https://narakoko.info/ - サイト種類:区画サイト、フリーサイト、芝生、土、一部砂利 水はけはよくなさそう
- 車の乗り入れ:可
- ゴミ:分別してゴミステーションへ
- 備考:クレジットカード不可、敷地内に天然温泉あり(有料)、コインシャワーあり(有料)
んなワケで、今回は純粋にキャンプを楽しみに来たのではなく用事があったため、キャンプ場は泊まるだけなかんじでしたので、ブログというよりキャンプ場の施設紹介がメインとなります。
キャンプ場受付
ならここの里キャンプ場は、予約状況はHPで確認出来ますが予約するのは電話でとなります。
電話で予約した際に、「東名の掛川ICで下りるのと新東名の森掛川ICで下りるのとどちらが行きやすいか」と質問したのですが、買い物がないのであれば新東名で下りた方がいいと教えていただきました。東名の掛川ICからだと2つ山を越えなければいけないとか・・。
で、「買い物がないなら」と言われた通り、新東名の森掛川ICからキャンプ場までの道のりは、ほぼお店がありませんでした。
キャンプ場に到着して受付でチェックイン(受付の写真撮り忘れ)。
ここで薪や炭やちょっとしたお菓子等も売っています。コインシャワーやトイレ、ゴミステーションもここにあるので、区画サイトの場合はここのシャワー等を利用するかんじになるかと思います。
バンガロー、コテージ
コテージは、ならここの湯の近くにあり、バンガローは主にキャンプ場の中心部分にあります。
コテージ、バンガローでは焚き火は禁止。建物からちょっと離れて・・とかでもNGだそうです(BBQはOK)。しかし、他のバンガローでガンガン焚き火やってる方もいましたが・・。
コテージは諸々設備が整ってますが、バンガローはエアコンなしのコンセントなし!
これだけ設備の整ったキャンプ場で、なぜバンガローはコンセントなしなの?!電源サイトで暖房器具使った方がよさそうじゃん・・と思わずにはいられない・・。
今回は用事を済ませるのが目的だったので「遊びに行くんじゃないからさすがにテントはやめておこうか」とバンガローにしたんですが、真冬のコンセントなし・焚き火禁止のバンガローは極寒でしたっす。。(寝る時は着込んで湯たんぽ、くらいしか対策できず・・)
バンガローC
我々は今回8畳のバンガローCにしました。
中は広いっ!フックもいっぱいあって便利でした。
畳みに見えるかもしれませんが、簡易的なゴザでその下は板張り。固いしかなり底冷えします。マットは必需品。
参考までに掛川市の天気予報を見ていったのですが、「掛川市」の天気(気温)とキャンプ場の気温はかなり異なると思いますので、信じない方がよさそうです。。(千葉より暖かいぞ!と楽観視して行ったら夜凍えた・・)
他の利用者の邪魔にならないようにすればタープも張ってOKだそうですが、ウチのヘキサタープではちょっとビミョーなかんじでした。場所によってはバンガロー前にもっと広いスペースがあるところもあったので、そういうところにあたれば広々タープを広げられそうです。
バンガローKも、Cと同じエリアにあって形もほぼ同じようでした。大きさが違うだけのようです。
建設中のバンガローA11~15
2020年春から利用可能となるバンガローA。
川沿いの建物だとデッキからサクラが見れそう。
バンガローA1~9
魚つかみ取り場の反対側にあるバンガローA1~9は山の斜面に建てられているので、下の方のバンガローは建物に車を横づけ出来ますが、斜面を登る場所にある場合には通路横の専用駐車スペースに車を停めて階段を登ってバンガローに行かないといけないようです。
キャンプ場のHPにはっきり注意書きとして書かれていればいいですが分かりにくいです。料金のところに「駐車料 1台込」と書かれていれば車横づけ可能、書いてないと横づけ出来ないと思った方がいいみたいです。
設備
広いキャンプ場なので、炊事場やトイレはいくつかありますが、その中でもキャンプ場の中央の場所(バンガローやフリーサイトから近いエリア)の設備が一番新しくて充実しているようです。
炊事場
チェックインした時は土砂降りとなっていました。場内に水たまりが出来てます。炊事場の庇の中からの景色、右はコインシャワー。
区画サイトと、中央の炊事場のみに今年から給湯器が設置されたようです。とりあえず冬の間だけで「当面は無料です」と書かれてましたが・・有料になるかもしれないの??
2箇所の蛇口しかお湯が出ないのでお湯の蛇口の争奪になるし、2つ同時にお湯を出すと湯量が減るそうで・・隣でグルキャンの方が代わる代わるずーーっとお湯全開で使っていた時は、自分の蛇口はチョロチョロっとしか出なくて使い物になりませんでした。。
炊事場のかまど。使ってる人はいませんでした。
トイレ
中央のトイレはメチャクチャきれいでした。中の写真撮り忘れましたが、ウォシュレット、温座で掃除もきちんとされていました。
シャワー
中央のコインシャワー。こちらも中は撮り忘れましたが、とてもキレイでした。
一般サイト(フリーサイト)、広場、テニスコート
フリーサイトは運動場や広場といった雰囲気で、サイトの中に大きな木等もないので夏は直射日光がキツそうです。大雨の日だったので、サイトや通路もかなりぬかるんでいるところが多かったです。(水はけ悪そう)
コスパや利便性ではフリーサイト、サイトの雰囲気は区画サイトが有利、という印象です。
下の写真はフリーサイトの隣の広場。特に遊具はありませんが、ここで走り回ったりして遊べます。
キャンプ場の端っこにあるテニスコート(別途予約必要・有料)。
さらにこの裏にバンガローSがあります。かなり「端っこ感」強めですね。温泉に行くには車で行かないと大変そうです。
区画サイト
キャンプ場のサイトマップではピンとこなかったのですが、区画サイトは公道を挟んで道の反対にあるので、区画サイトだけ飛び地で別世界なかんじになっています。田舎道なので交通量は少ないですが公道には変わりないので、小さな子供だけで道を渡ってトイレに行かせるのはちょっと心配かも。
温泉駐車場方面から川越しの区画サイトの河津桜。フリーサイトの近くにはソメイヨシノ(?)があるようですが、区画サイトには河津桜が見事に咲いていました。
空いていた区画を撮影してみました。新しく整備されたA~Dのサイトは、従来の区画サイトより一回り広くて川沿いなので、雰囲気もよさそうでした。
区画サイトは、サイトによって大きさがちょっと狭そうな場所もあり、また道路側だと落ち着かなそうなので、奥の方のサイトがよさそうでした。
川沿いに河津桜が並んでいるところがちょっとした広場のようになっていて、子どもが遊ぶにはいいですが・・「ここを何故サイトにしないの??せっかく絶景お花見サイトになるのに!」と思わずにいられない。
区画サイトエリアの川。小さな子供でも安心して遊べそうです。
吊り橋、川遊び、魚のつかみ取り場
吊り橋
ならここの里キャンプ場の名物(?)の吊り橋。
ただ渡って楽しむだけかと思いきや、フリーサイトの方はここから温泉に行った方が近いみたいで実用性もあるようです。
川遊び
真冬なので川遊びはしてませんが、夏には、もれなく子供が喜びそうですね。
深い場所もありますが、くるぶしまでもいかないような浅い場所もあるので、幼児も安心して遊べそう。(*保護者付き添いの上ね)
魚のつかみ取り場
バンガローが集中しているエリアに、魚のつかみ取り場があります。夏休み限定みたいです。
小さな橋がいくつか架かってるので、橋を渡るだけでも楽しそうで、お子達は行ったり来たりしていました。
ならここの湯
温泉のすぐ近くの河津桜。
温泉の中は撮影禁止なので撮ってません。キャンプ場の中のお風呂というより、一般人も利用出来る日帰り温泉なので、お風呂は立派です。
ただし、お客さんの数に対して脱衣所が狭いので、混雑時には着替えにくいし脱衣所の不快指数が高いです(^-^;
そして、商売っ気がないのか最終受付が早い(この時は19時半)ので、夕食の後に温泉に入るのは時間的に難しいかも・・。
バンガローでの食事
北風が寒かったのですが、夕食は外で食べました。バンガローCのテラスは4人だとキツイかんじなので雨が強い場合にはテラスで食事は無理そうです。
テラスと地面と二つテーブルを出してみました。
白菜プリタツ鍋ラーメン
一泊目の夕食は白菜1/2個を使った鍋ラーメン。
ラージメスティンで燻製
ラージメスティンでの燻製に初チャレンジしました。
メスティン本体とフタにアルミホイルを敷いて準備し、メスティンの中に燻製用のチップ、網を入れてスタンバイOK!
カマンベールとか、プロセスチーズとか、サキイカとか、うずらの卵とか、ソーセージなんかをやってみました。
こうやって入れて・・
うーん、いい香り♪
自動炊飯で朝食
2日目の朝。
メスティン自動炊飯で白米を炊き、チルド商品の茶わん蒸しとインスタントの味噌汁。
初めて自動炊飯をしてみましたが、今まで自分で火加減して炊いた苦労はなんだったのか、というくらい最高の炊きあがりでした。
浜松餃子だらけの鍋
2日目は用事で浜松へ行っていたので、ついでに浜松餃子を買って帰りました。いやー「浜松餃子」なんて言い方はつい最近のことで、本当の地元民はそんな言葉に馴染みはないですがね。
ニット帽にブランケットで、キャンプ女子の雰囲気満載の愛弟子2号。
水餃子じゃなくて、鍋です。餃子入れすぎてスープが見えません。
焼き肉まん
3日目の朝は、焼き肉まん。
メスティンで軽く蒸かして柔らかくなったところでフライパンで焼きました。
ホットサンドメーカーを持ってなくても意外とカンタンに出来ますね。
河津桜でお花見キャンプ
相棒が寝坊している間にお子とワタクシの3人でキャンプ場内を散策しました。
河津桜越しに川の向こうのコテージ。
河津桜のトンネル。
まとめ
静岡県内だと、富士山周辺、伊豆がキャンプ地として有名でそれに比べると「ならここの里」の知名度は低くなりますが、設備も充実しているし幅広い層が利用出来るキャンプ場です。
2月3連休の初日はかなりの雨でしたが、それでもテントサイトは9割くらいの利用だったようで人気の高さが伺えます。
川遊びも出来るし、天然温泉に入れるし、中々よいなーと思いました。(特にお子達は温泉が大好きなので、温泉付きキャンプ場は好印象)
また浜松に用事ある時には「ならここ」にしようかな。