コスパ抜群の湖畔キャンプ|稲ヶ崎キャンプ場
2021/04/11
ヘタレファミリーキャンパーの、りょうです。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴ってキャンプを自粛していたため、3ヵ月ぶりのキャンプ!ようやく緊急事態宣言も解除されたし、お天気もいいし、風もないし・・ってことで、県内限定で出撃しました!
コロナ自粛期間に4回分のキャンプをキャンセルしたのですが、そのうちの1つ「稲ヶ崎キャンプ場」にリベンジです。
亀山湖に面した、君津市の市営キャンプ場。宿泊できるのが「稲ヶ崎キャンプ場」で、近隣にデイキャンプ専用の「長崎デイキャンプ場」があります。
市営なので利用料金が格安。オートサイトが3,300円、そしてなんとフリーサイトは550円!(一人、じゃなくて「1サイト550円」!)*2020年6月現在
格安過ぎるので設備的に心配・・と思っていましたが、設備はしっかりしていてキレイでびっくりしました。
オートサイトはサイトの広さがまちまちではあるものの、概ねツールームでも問題ない広さ。
フリーサイトは駐車場からリヤカーで荷物を運ぶ手間はあるものの、サイト料金が格安なのと、三方ぐるっと亀山湖に囲まれているので、レイクヴューキャンプが出来、芝生もふかふか。ただし、フリーサイトの予約はかなり狭き門となっています。
- 公式サイト:稲ヶ崎キャンプ場
http://inagasaki.world.coocan.jp/ - サイト種類:区画サイト、フリーサイト、芝生、土
- 車の乗り入れ:区画サイトは乗り入れ可、フリーサイトは不可
- ゴミ:分別してゴミステーションへ
- 備考:クレジットカード不可、コインシャワー有、風呂なし、炊事場にお湯は出ない
そんなわけで、3ヵ月ぶりのキャンプ。テント泊は5ヵ月ぶりです。
去年からずっと行きたいと思っていた「稲ヶ崎キャンプ場」。ようやく予約取れたと思ってたけれど(緊急事態宣言前だったけど)自粛でキャンセル。念願叶っての来場です。
稲ヶ崎キャンプ場にチェックイン
古い情報だとチェックイン時間が15時となってる場合がありますが、現在はチェックイン13時、アウト11時となっています。
「イン時間より早めでも入れてもらえる」というクチコミをいくつか見ていたので、早めだけど行ってみたのですが・・受付はしぶしぶしていただけたものの「今回はいいですけど次回からは13時ですからね」と言われました。(すみません。。)
ってことなので、ワタクシと同じようなこと考えてる方は早めに行かないように時間を守りましょう(^-^;
稲ヶ崎キャンプ場オートサイトに設営
オートサイトは公式サイトによると8m×10mの区画と、8m×20mの区画がある、とあります。どちらも同じ料金です。
テントが大きいので出来れば8m×20mがいいと予約の時にリクエストしておいたのですが、満場なので広いサイトはグルキャン用となったようで、わが家は8m×10mの区画になりました。
広さはサイトによってまちまちで、奥の1~4くらいのサイトは比較的狭そうでしたが、他は実際には8m×10m以上ありそうでした。我が家は8番サイト。体感では間口7m奥行き12mといったところでしょうか。芝がほぼなく、土サイト(砂地?)です。お天気がよかったので問題なかったですが、水はけ悪そうで雨の時には避けたいサイトです。
稲ヶ崎キャンプ場は「アリが多い」という口コミを見たことがありますが、芝生が深いところ以外はあちこちアリの巣があって、ちょっとびっくりするくらいの数でした。。
奥の1~5、6くらいのサイトは芝生が多め、7~12は芝生がほぼないか極めて少ないか、14~18は芝生1/3~半分?、19~21は一部芝がはげてるところがあるもののほぼ芝生。というかんじです。(他人のサイトをジロジロ見るわけにいかないので、チラ見のざっくりした印象です)
目の前が炊事場なので炊事場にテントの開口部を向けると洗い物の人と目が合いそうだし、サイト奥が木陰になってるので、通路側に沿って縦列駐車で車を停めて奥に向かってテントが開くような配置で設営しました。というかサイズ的に我が家のテント(リビングシェルロングPro)と車を横並びで配置するのはムリでした。
あ、稲ヶ崎キャンプ場のオートサイトには木製のテーブル・チェアセットがあります。荷物置きにも使え、当たり前ですがテーブルとして使えるので便利ですが、コレがあると設営できないので、すみっこに移動させました。
サイトの区切りにはドウダンツツジが植えられています。今の時期は新緑が出揃った頃ですが、春は白い華憐な花、秋は真っ赤な紅葉となってキレイでしょうね。
サイト奥から通路側に向かって撮影したところ。意外と奥行きがあったので、焚き火なんかものびのびテントから離れて出来ました。(ちなみに直火は禁止)
オートサイトの多くは、シンボルツリーのように大きな木が区画内にあり雰囲気がよくて木陰になるのですが、反面、タープを張ろうとすると邪魔になるので今回タープはなしにしました。(実は買ったばかりのレクタを初張りしたかったのですが・・大きさ的にムリでした)
早めにチェックインさせていただいたので、お昼を食べてゆっくり設営出来ました。
稲ヶ崎キャンプ場の設備
落ち着いたところで、恒例のキャンプ場内散策です。場内にいくつか街灯があるので、夜も手持ちライトなしで歩けるくらい明るいです。
管理棟
チェックインの時と薪を買う時に立ち寄りましたが、コロナ対策的にあまり長く滞在しない方がよいかと思い、用事だけすませたらさっと建物から出るようにしたので、内部はあまり見てません。売店コーナーもあるようでした。
トイレ、シャワー棟
トイレ、シャワー棟と炊事場はそれぞれ1箇所のみで管理棟のとなりにあります。それほど広いキャンプ場ではないのでオートサイトであればどのサイトからでもさほど遠くありません。フリーサイトからは階段か坂を登って来ないといけないので、ちょっと遠いです。
トイレは和式と洋式があり。キレイに清掃されて立派な設備です。シャワーは利用しなかったので見てません。お風呂はありません。ここに自動販売機があります。
炊事場
噂通り炊事場は低いので、ずっと洗っていると腰が痛くなりますが、しっかりした屋根、電気もついたキレイな炊事場です。お湯は出ませんが、蛇口がたくさんあって、もしも(そんなシチュエーションはないだろけど)全サイトの人が一度に洗い物に来たとしても足りるくらいの十分な数と広さの炊事場です。
残念なことに、排水口に生ゴミが溜まってることが多かったです。
すべり台
管理棟の先に横並びにオートサイトが広がり、半分は管理棟裏と亀山湖に挟まれたエリア、もう半分は隣接している旅館の「つばきもと」と坂に挟まれたエリア。オートサイトから段差を階段、坂、滑り台などで下りると下が広場(フリーサイト)になります。
ただの大きいすべり台なのですが、こどもに大人気。
ここ遊んでいるうちにフリーサイトのお子さん達とお友達になり、ずーっと仲良く遊んでいました。(仲良くしてくれてありがとう!)
フリーサイト(旧自由広場)、小川
坂を下ると芝生が深くてキレイな自由広場。人工の小川が流れ、三方を亀山湖に囲まれ、桜の木もあります。
本来、ここはテントサイトではなく遊び場である「広場」で、小さな橋を渡ってこの先まで行った小さな岬がフリーサイトです。しかし2019年の台風によってフリーサイトが被害にあったようで閉鎖されていて、自由広場をフリーサイトとして利用出来るようにしているようです。
元々の場所ではフリーサイトは10張だったところ、台風被害以降は5張になったそうです。
(*2021年4月追記:現在は元のフリーサイトエリアが復活しています)
人工の小川は浅いどころか水たまり程度なので、小さなお子様でも安心して遊ばせられます。(でも保護者が見張ってましょうね)
亀山湖は透明度が高いような水がキレイなタイプの湖ではないですが、森の中にひっそりとたたずんでるかんじで静かなかんじでした。釣りボートがたくさん出ていて皆さん釣りをされてました。(キャンプ場内は水難事故防止のために釣り禁止です。釣りボートはお隣の「つばきもと」で借りるようです。)
「フリーサイトに泊まると、早朝から釣り人の物音でうるさい」というクチコミを見ました。ワタクシはフリーサイトで寝てないので分かりませんが、確かに早朝のお散歩をしていたら既に釣り人がたくさん釣りに出てました。
いやー、それにしてもフリーサイトは本当に芝生がキレイです。レイクヴューだし解放感もあっていいですね。
ただし、すべり台や小川に子供たちが遊びに来ますので、「子供が近くで遊んでるのはイヤ」という方は向いてないかと思います。逆にファミリーキャンパーだと目の前で子供を遊ばせられるのでラクそうです。
あ、そうそう、稲ヶ崎キャンプ場のフリーサイトは車の乗り入れが出来ませんので、駐車場からリヤカーか自分のキャリーワゴンなんかで荷物を運ぶ必要があります。リヤカーの写真を撮るのを忘れましたが、リヤカーにしては小さめで、あまり荷物をたくさん載せられない形状なので、ワゴンを持ってる場合は自宅からキャリーワゴンを持参した方が無難そうです。
(2021年4月追記:再訪した際に、シャワーとリヤカーの写真を撮りましたので、こちらの記事もご参照下さい。↓
「桜満開!お花見キャンプ|稲ヶ崎キャンプ場」)
お遊びタイム
ハハがブログ用の写真を撮っている間に、お子たちはお遊びタイムに突入してます。
裸足で水遊び。
すべり台は、お尻の下に敷くものがあるとよいらしいです(お子たち談)。
亀山湖
亀山湖。ホトトギスの鳴き声が響き渡り、静かな雰囲気です。
亀山湖から見たフリーサイト。
亀山湖なだけに(?)亀がたくさんいました!
夕食は炎上BBQ
柵の向こうは竹藪で、この竹藪がなければレイクヴューで絶景サイトになるんだろうなーというかんじです。8番サイトは自分のサイトに座りながら亀山湖を見ることは出来ません。
夕食はワンパターンだけどBBQ。
マグロのカマ、ブタバラの厚切り、鶏モモの焼き鳥など。脂がノリノリな食材ばかりなのでファイヤーして炎上・・。特にマグロのカマからは脂がしたたり落ちるほど。
ご飯はアサリとパエリアの素スパイスミックスで炊き込みご飯。ラージメスティンをセットし、固形燃料2個に着火!・・すると炎の勢いがすごくて、こちらも炎上・・。こげるとイヤだなーと思い、固形燃料を1個外して残りの1個で自動炊飯してみました。
保温時間の後、フタを開けてみると・・生米・・。うう。。炎上しても固形燃料2個で行くべきでした。。
お子からは「パエリアが一番楽しみだったのに」と何度もじりじりと責められました・・。うう、ごめんなさい。。
焚き火
食後は焚き火をしましたが、マグロのカマからしたたり落ちた脂がたくさん溜まっていたため、またもやファイヤー。
お子達は夜もずっとお友達と遊んで楽しそうにしておりました。キャンプ場でお友達と遊ぶのって本当に楽しそうで、こういうのっていいなーと思います。
・・・こうして夜は更けていく・・
朝のお散歩、朝食
キャンプでいつもワタクシ以外の家族が起きるのが遅いので、ワタクシ1人で早朝散歩に行くことが多かったのですが、それに気づいた愛弟子2号@女児が、最近は「一緒に朝のお散歩に行く!」と楽しみにしているようなので、2人で早朝散歩です。
お散歩の間にしっかりと浸水させていたお米で炊飯開始。
朝ごはんはしっかりと固形燃料2個で自動炊飯して、ふっくらつやつやに炊きあがりました。うむむっ家で炊飯器で炊くより何倍もおいしいっ。
夕食で残った焼肉を炊飯しているメスティンの上に置いて重しにするついでに温めるつもりだったのですが、さすがに厚切り肉を温めるには至らなかったようです。素直にバーナーで温め直しました。
撤収
片づけしてる間も、お子達はお友達と遊んでいたので、片づけがはかどりました。遊んでくれて、仲良くしてくれて、本当にありがとう!
で、最後はいつもバタバタと撤収。
コロナ渦のご時世なので観光等の寄り道もなく帰路につきました。
まとめ
格安なので設備的にもソレナリなのかと思ってましたが、しっかりとした設備で場内もキレイに整備されていました。
オートサイトは場所によってはすぐ後ろがつばきもと旅館だったり、隣が駐車場だったりして落ち着かないかもしれませんが、公表されているサイトサイズよりも実際はもう少し大き目なようなので、ツールームでも問題なく張れました。
その日の利用者によってうるささや居心地のよさが変わってくるかと思いますが、そういった人的要因を除けば、野鳥のさえずりが聞こえる静かで緑深い湖畔です。
特にフリーサイトのキレイな芝生はいいなぁ。。
また是非行きたいキャンプ場です。