草原フリーサイトの聖地・ふもとっぱらで台風接近中の雨キャン
2020/02/11
夏休みキャンプの第一弾!
地元の千葉県内は暑いから、「真夏は標高高いところへ行くぞ!」キャンペーンを開始した我が家です。
首都圏から行きやすくて標高高いところは・・
富士宮市の朝霧高原にある絶景キャンプ場。ほぼどこからでも(晴れれば)富士山全体が目の前にどーーーんと見える(はず)。
広ーい草原のフリーサイトでのびのびテントが張れ、収容能力もかなり高いですが、連休等は激混み。
チェックイン(8:30)チェックアウト(14:00)と、滞在時間が長いのも魅力。
フェスやイベント会場として利用されることも多く、一般利用不可・もしくは一部制限されることがあるので、公式サイトで要チェックです。
2019年7月に新しいトイレ兼炊事場棟がオープン!
- 公式サイト:ふもとっぱら
https://fumotoppara.net/ - サイト種類:フリーサイト、草原(芝生ではなく雑草)、土 水はけ:かなり悪し
- 車の乗り入れ:可
- ゴミ:富士宮市のごみ袋(100円)を購入すれば燃えるゴミ引き取り可、缶ビン等はゴミステーションへ
- 備考:クレジットカード不可、お風呂は混雑時のみ。それ以外の日には風呂・シャワーの設備ナシ。炊事場はお湯なし。
標高高いところってことで、富士山付近です。1泊目がふもとっぱら、2泊目、3泊目が西富士オートキャンプ場の3泊4日。
キャンプ間際になって急に熱帯低気圧が発生し、今にも台風になるというタイミング。完全に台風が発生していて暴風域に入るならキャンセルしますが、まだどうなるか分からないし・・と一縷の望みをかけて出発です!
気合入れて出発するも、渋滞・・・
ヘタレな我が家にしては、最早記録タイくらいの7時半出発。なにしろ、ふもとっぱらはチェックイン8時半からのフリーサイト。なるべく早く到着して、いい場所に設営したいのが人情ってもんです。
して、台風間近の平日のふもとっぱらはいかに!?
・・・しかし、平日のラッシュアワーをナメてました・・。地元ICまでの渋滞と、首都高の恐ろしい渋滞、ついでに中央道の渋滞も・・。
そうそう、車のナビでは新東名経由で出たのですが、スマホのナビで中央道経由で出ていたので、中央道で行きました。河口湖インターで下りて途中の道の駅「なるさわ」の食堂で遅めのランチ。
道の駅なるさわ(鳴沢村役場公式サイト)
https://www.vill.narusawa.yamanashi.jp/forms/info/info.aspx?info_id=7302
お昼前にふもとっぱらに着いてキャンプ場でお昼食べたかったけど、渋滞のせいでムリでした。。
なるさわ富士山博物館という施設が敷地内にあり、入場無料なので入ってみましたが・・入口のところで、奥から聞こえる恐竜の声に愛弟子2号@女子がビビり、「入らないっ!!」と固辞・・。
愛弟子1号@男子と相棒@おっさんの男2名で行きましたので、博物館内の写真はナシです(^-^;
初ふもとっぱら チェックイン
さてさて、草原フリーサイトの聖地、超メジャーなふもとっぱらに初チェックイン!
受付で「連日の雨で地面があちこちぬかるんで轍が出来ているので、(必要以上に)車で移動しないようにして下さい」と注意を受けました。そっか、やっぱそうですか。ふもとっぱらは水はけが悪いとクチコミを見ていたので覚悟はしていましたが・・。
さー、原っぱの方へ行きます。ふもとっぱらの最大のウリである富士山ビューは・・?!
どーーん・・!
見えず・・。
本物の富士山が見えないので、以下のブログ内写真のお子たちの顔隠しを富士山にしてます。何個の富士山があるか数えてみて下さい。(正解しても何もありません)
設営&おやつタイム
子連れはなんといっても炊事場やトイレに近いのが一番。ということで、せっかくなのでつい最近出来たばかりの炊事場兼トイレの近くに設営しました。
風が強くて、ふもとっぱらに隣接した堆肥置き場?からの臭いがかなり広範囲に広がっていたので、炊事場が少しでも臭い避けになればという思惑もありました。
テントを張る場所を探します。
雑草が割と背が高いので地面がよく見えないところが多いですが、よく見ると雑草の下の地面は水浸しになって水たまりになってるところがかなり多かったです。
そんな中、わずかに周囲より地面が高くなっているところがあり、いかにもつい今朝までテントを張っていたような跡がありました。ちょうどテント、タープを張るくらいのスペースはあるし、よし、ここにしよう!設営開始。
ちょっと晴れ間が!晴れると暑いけどタープの下に入ると涼しい感じなのは、さすが高原。
それにしても、さすがのふもとっぱらも台風接近予報の平日はこんなに空いています。
フリーサイトは広々自由に使えていいですね。リビロン君(リビングシェルロングPro)、ヘキサタープ、横に焚き火台と置いてゆったり。
タープ越しに富士山がどーん!・・となる予定でしたの図。
暑さ対策のおやつ。冷凍パイナップル、冷凍あんずジャムのサイダー割り。溶けて全く「冷凍」ではなくなってましたが(笑)。
あんずの方は、我が家に植えている「あんず」がたくさん実ったのでジャムにし、大量過ぎて食べきれないので冷凍していたものです。これにサイダーを注いで混ぜると、甘酸っぱい(というか超すっぱい)フルーティーなサイダーになります。中々おいしいですよ♪
ふもとっぱらを散策
じゃ、広いふもとっぱらをお散歩しますか。
2019年7月新設!トイレ&炊事棟
出発前、ふもとっぱらのHPで新しい炊事棟&トイレが完成した、と記事が出てたので、期待してきました♪
位置的にはセンターハウスよりもう少し富士山寄りな場所で、センターハウスからそれほど遠くないところです。
木製の建物でかなりキレイ。
左右に男性トイレ、女性トイレがあり、真ん中が炊事場です。夜は間接照明でオサレな雰囲気の炊事場でしたが、お湯は出ませんでした。
キレイで広いトイレ。大きな鏡もついてます。
個室も広い。小さな子供と一緒に入っても余裕な広さはうれしいです。
おむつ交換台がついてる個室もありました。
ただ、残念なことに、トイレも炊事場もピカピカにキレイなのに、早速ラクガキをしている人がいました。それも複数個所に。こういう人がキャンパーの中にいるというのは、とても残念だと思います。
カブト虫のくぬぎ林
ふもとっぱらの場内地図に「カブト虫のくぬぎ林」という言葉があるので、愛弟子1号、相棒の男子チームは期待を大にして行ってみたようですが・・
林といってもこのくらい(笑)。
奥のエリアの設備
どんどん奥に行くと、ワイルド感とプライベート感が増していきます。今日のような空いてる日は中央のエリアでもプライベート感ありましたが。
トイレ
こちらのエリアのトイレは簡易式トイレ。
富士山(は見えないけど)方面を見上げると、うっすら虹が!
水道
炊事棟以外に、敷地内にあちこち水道があります。ワイルドなかんじです。
雨が降ってる夜なんかは、ここで洗い物するの大変そうですね。
まだ虫取りをあきらめていない人たち。(後ろに虹)
毛無山
富士山(は見えないけど←シツコイ)の反対側は毛無山。
なんという恐ろしい名前でしょう。こんなこと大声ではとても言えません。。ワタクシにはそういう悩みはありませんが、コレは完全にNGワードでしょう。
逆さ富士ポイントの池
受付等のエリアに来ました。
条件が良ければ逆さ富士が見えるという池です。
逆さもなにも、富士山そのものが見えないので池に映るワケもなく。
水辺で遊ぶお子たち。
橋を渡ったり・・
池に注ぐ小川で遊んだり。
毛無山荘
これまた、なんというネーミングでしょう・・。ワタクシはそういう心配はないのですが、宿泊するのを躊躇してしまいそうな名前です。
利用してないので中の様子は分かりませんが、ワイルドな外観ですね。
近くにアジサイが咲いていました。
センターハウス
ぱっと見、よく分からないですが、ここにトイレがあります。
屋根付き炊事場も兼ねているようです。
清潔でキレイなトイレです。
夕食はBBQ
まだ小川で遊びたいっ!とお子たちの攻撃がありましたが、そろそろ夕食の時間です。
天気予報では夕方にはすっかり雨になっているという予報になっていましたが、まだ降っていないのでタープ外でBBQ。
網に乗っかってる牛乳パックは、後で説明するケーキです。
あと、やってみたかった「缶そのまま乗っけ」。トマト缶1個はちょっと量が多いなと思っていたら小さめなサイズのトマト缶を見つけたので、今回チャレンジ。
トマト缶に、塩、胡椒、オリーブオイル、ガーリックパウダーをぶち込んで網に乗っけるだけ。美味しいトマトソースの出来上がりです♪
さっぱりお肉を食べられます。
スキレットでハンバーグを焼きましたが、後半はそこにトマトソースを投入して、トマト煮込みハンバーグにしました。うーん、美味♪
生ハムとベビーリーフサラダ。こうして見るとワインのおつまみにピッタリに見えるかもしれませんが、生ハムは、ほとんどお子たちが食べてしまいました。
ワインは、フランス旅行の際に現地で生産者から直接購入してきたエルミタージュです。
白米もお鍋で炊きました。キャンプの時はいつもよりご飯をたくさん食べてくれるので、ハハはうれしいです。
夕暮れの富士山・・は見えない(←もういいって?)
厚切り豚肉を白米にオン!
牛乳パックでBBQケーキ
キャンプ前に愛弟子2号@5歳女子が考案した、牛乳パックでBBQケーキをやってみました。
2号「この前、しかくい箱に入れてパンを焼いたみたいに、ケーキを入れて焼くの」
↓(翻訳)
この前、那須高原アカルパでやった牛乳パックホットドックの要領でケーキを焼くのはどうか?
ワタクシ「うーん、でも牛乳パックが焼けちゃうかな~?」
2号「お肉焼いてるところでお肉をあっちにやって、そこでやればいいの」
↓(翻訳)
BBQ網上のお肉を横によけて、隅っこに牛乳パックを置けばいいのでは。
おおっ!なるほどね!
しかも、そもそも牛乳が入っていたパックなので防水加工ばっちり。牛乳パックの中にタマゴ、牛乳、ホットケーキミックスを入れて混ぜ混ぜすれば、他の道具はいりません。内側がつるっとしてるので型紙もいりません。
網の隅っこの保温ゾーンで、じっくり時間をかけて焼きました。
ケーキ1切れにつき、切れてるバターを1個を乗せてしまう大胆なお子たち。お味の方が「おいしいっ!おかわり!!」の連発で、大人の分は残りませんでした(^-^)
焚き火・・そして、嵐の夜
食後に焚き火をやっていると、時々パラパラっと雨が降って、止んで・・を繰り返し始めました。この段階では、雨と言っても焚き火を続けられる程度。
愛弟子1号@8歳が焚き火番をしながら、ワタクシが洗い物をしたり、お片付けなど。
薪を少しずつ追加し、時々配置を組みなおしたり、中々上手に焚き火番をしていました。やっぱ子どもは習得するのが早いね!
歯磨きして寝る準備・・の頃には一人一人傘を持って炊事場に行くような連続した雨に変わっていました。テントの中に入って就寝です。
強風と豪雨で眠れない夜
シュラフに入ったのは22時頃か。近くのオトナだけのグルキャンの人達の音楽や騒ぎ声がうるさく、お子たちが「うるさい~!」と言っていたら・・段々とグルキャンのうるささよりも、雨風の音の激しさが気になる状態になってきました。
雨の勢いはどんどん増します。
お子たちは寝たものの、ワタクシは諸々心配で寝れません。テントの天井を激しく打ち付ける雨。バサバサという音。
そのまま寝てしまって過ごそうかと思いましたが、まずはタープが心配で、相棒を起こしてタープを倒して(ポールを外してタープは地面に置いて)おくことにしました。
外は真っ暗。強風と豪雨で怖い雰囲気ですが、タープが飛ばされたり、ペグが抜けて強風に煽られ凶器と化すよりはマシです。
シュラフに戻って寝ようと思いますが、幕がバサバサとすごい勢いで、シェルター内に置いてる食器類がガチャガチャと音を立てて倒れます。
インナールーム(寝室部分)から顔を出して見ると、前面(入口)メッシュ部分はペグダウンされているので固定されてますが、その上の幕(ポールで跳ね上げる部分)をペグダウンしてなかったので、そこがバサバサなっていたのでした。
本当なら、ここは男の出番で相棒にやってもらいたいところですが、ウチの相棒ではきっと「どこをペグダウンするの?分からない」と言うだけなので、女子であるワタクシが真っ暗闇の豪雨の中、外に出て隅っこをペグに引っかけました。(ハンマーと予備のペグが車の中だったので、本格的にペグダウンは出来ず)
この頃、夜中0時か1時頃。この時点で既にシェルター内のリビング部分は水浸し。(インナールーム内は被害ナシ)
止まないどころか、ザーーー!!!と激しい雨が打ち付けるばかり・・。インナールーム水没は避けたい・・。そんな状況で、ワタクシはほとんど眠れていません。
~こうして1日目の夜はハゲしく更けていく~
2日目~雨撤収ならぬ、台風撤収
4時か5時か。薄っすら明るくなってきたので、トイレに行くために外に出てみました。
この時点では雨は小雨になったり、ハゲしくなったりの繰り返し。
毛無山が黒く、そして霧なのか雲なのか区別がつかないもくもく。オトナでもちょっと怖いです。。もちろん場内はあちこち水たまりが出来ています。
朝食はご飯を炊いて春雨スープでも作ろうかと思っていましたが、この豪雨の中のんきに料理する気になれず、しかもシェルター内は水浸し状態なので朝食どころではありません。
一旦弱めの雨になり、また豪雨になる、という予報なので、朝食抜きにして雨撤収です。
オトナ2人、カッパを着ての撤収作業ですが、ほとんどカッパは意味を成しません。下着までびしょ濡れ。全身冷え切ってしまいました。(お子たちはシェルター内or車内で避難しておりました)
水たまりがだらけの場内。通路は川(滝?)のような状態です。本来ならゆっくりチェックアウト出来るふもとっぱらですが、台風とあっては仕方ないので早めの撤収・チェックアウト~。
その後は日帰り温泉へ・・(この後、西富士オートキャンプ場の日記に続きます)
まとめ
富士山は見れなかったし、嵐の夜と豪雨撤収となってしまいましたが、お子たちも楽しんでくれました。
フリーサイトなので広く自由にテントを張れるのは、やっぱいいなー。
でも、やっぱり悪天候でのキャンプは正直怖いですね。あくまでも、ふもとっぱらのある富士宮市を台風直撃したのではなく、日本に上陸した、という状況でしたが・・。2日目はもっとひどくなるという予報だったので早めにチェックアウトしました。
無理しないで自分のスキルにあった範囲でキャンプを楽しみたいと思いますです。
・・・とか言いつつその2日目はこの後、近所の西富士オートキャンプ場にチェックインしております。その様子はこちらで。