ぼやーじゃべっくのざんふぁん

海あり湖あり山あり温泉あり!|ワイルドキッズ岬オートキャンプ場で冬キャンプ

      2020/02/10

ヘタレファミリーキャンパーの、りょうです。
11月のキャンプは大雨でキャンセルするハメになり、出撃なし。。もうキャンプロスで行きたくて仕方ない。よし、次の週末はお天気よさそうだから予約入れよう!ってなことで前日に予約電話して初の冬キャンへ



キャンプ場・概要地図

ワイルドキッズ岬オートキャンプ場千葉県の外房・九十九里の最南端のいすみ市にあるキャンプ場。

小さな山を切り崩して造ったようなキャンプ場で、片方の斜面は湖(沼?)側、もう片方の斜面は海側で、湖畔サイト、林間サイト、広場サイト等、多彩なサイトがあります

キャンプ場出てすぐ目の前の海や、場内の散策路、幼児向け遊具などがあり、お風呂は真っ黒なヨード風呂が名物。

キャンプ場の管理人さんがフレンドリーで個性的なことも有名らしい。ほのぼのした場内アナウンスが流れるのもオツ。

キャンプ場目の前の海では海から昇る日の出が見れ、一見の価値ありです。

サイトの広さは、サイトによってまちまちですが基本的に狭い。混雑時には2ルームとか大きいテントはキツいと思いますが、閑散期は融通が利いて広く使わせてもらえると思います。

また、住宅地の延長上にあるような立地なので、スーパーやホームセンター等が近くにあり利便性が高いです。

  • 公式サイト:ワイルドキッズ岬オートキャンプ場
    http://wildkids.jp/
  • サイト種類:区画サイト、芝生、土、砂(サイトによってかなり異なる)
  • 車の乗り入れ:可
  • ゴミ:分別してゴミステーションへ
  • 備考:クレジットカード不可、シャワー無料、ヨード温泉(有料)あり、炊事場のお湯は出ない、電源サイトは20A?

午前中に愛弟子2号の習い事があるので11時半頃の出発。途中のSAでランチを済ませ、初の外房です。

チェックイン~設営

国道128号を入ってすぐのところにある湖(沼?)の脇にキャンプ場の入り口がありました。湖畔には住宅があったりするので、住宅街の延長のような場所ですが、キャンプ場敷地内に入ると別世界。一山まるっとキャンプ場といったかんじです。

キャンプ場の名物管理人さんが作成したというイメージキャラクターが塀にどどーんと描かれてます。

チェックインの際には、利用が初めてというと丁寧に説明してくれました。管理人さんはご自身で80代とおっしゃってましたが、とてもその年齢は見えないピチピチのお肌でパワフルな印象の方です。

キャンプ場は100サイトくらいありますが、今日は10組くらいしか入っていないとのこと。

昨日電話で予約する際に「2ルームテントなんですが、サイトの大きさはどうですか?」と質問したからか、比較的広いCサイトになっていました。サイトを見てみて他がよければサイトを変えることもいいですよ、と言っていただいたので、閑散期なんかは結構融通利かせてもらえそうです。

今日はBサイトには誰も入っておらず、Aサイトに2~3組、Cサイトに10組くらいというかんじ。

管理棟があるのは湖畔のAサイト、Bサイト側。斜面を登り切った後、下って行くと、向こうに海が見えます!反対側の斜面がCサイトとなります。(基本サイトからは海は見えません)

場内散策

割と風が強い日で、設営しててスカート部分がバサバサなっていたりしたので、初めてスカートに全部ペグ打ちしました。

お子たちが遊びたいとうるさいので、とりあえずテントだけ立てて場内散策と遊びに出かけます。

Cサイト

我々のサイトは、Cサイトの中でも海への出入り口に近い場所でした。ここに数組入っていました。芝生のサイトで、区画の区切りは立て札くらいの場所だったので、隣が空いてたからはみ出したりしても大丈夫な感じでしたが、これだ満サイトだったら結構キツイかなーという印象。

Aサイト、Bサイトに比べればCサイトの方がやや広めですが、それでも2ルームだと車、テントと入れるとタープは難しいかな、というかんじです。(場所によってはかなり広いサイトもありますが)

海に近いエリアの区画は、芝生がふかふかでキレイな状態でした。はだしで歩きたいくらい。(冬だからやってないけど)

トイレ、炊事場

キャンプ場内に数か所炊事場・トイレが配置されていて、割とどのサイトからも近いので利用しやすいです。

写真に写ってませんが、右側にドアがありシャワー室があります。シャワーは24時間利用可能で、無料です。着替えスペースが結構広々してました。

夜はお風呂に入ったのでシャワーは利用しませんでしたが、翌日、海へ行ったら愛弟子2号が靴に砂が入ったというので、シャワーで足を洗いました。海が近いので、24時間無料でシャワーが利用出来るのは便利ですね。

トイレの便座は冷たいけど、掃除はキレイにされていました。

炊事場はお湯は出ません。無料で使える洗濯機がありました。

遊び場、ゴミ置き場

幼児用くらいの簡易遊具がある遊び場が2~3か所ありました。左に写ってる車は「ゴミ置き場」です。

小3の1号と、年長の2号には、幼児向けの遊具は小さすぎるかんじですが、近くのサイトのお子さん達と一緒にこの遊び場で鬼ごっこしたり仲良くさせてもらってずっと遊んでました。

子どもが集まる場所があるとお友達がすぐ出来ていいですね。

広場サイト

Cサイトの中央は、4区画ずつの広場サイトになっていて、広場が垣根や柵で仕切られています。

グルキャンで知り合い同士で1つの広場に入るならいいけど、他人同士4組で車込みで入ると狭いかなぁ、という印象。

林間サイト

登って行った上の方のサイトは、木々があって林間サイトというかんじ。

サイトによっては海が見えますが、チェアに座りながらだと見えないかなー?

木の陰になる場所は、苔むしている土。日当たりがいい場所は一部に芝生というかんじ。

Aサイト

Aサイト、Bサイトはひな壇になっています。
Aサイトはほぼ電源あり、Bサイトは電源なしサイトです。

芝生がほとんどない土サイトもあるので、水はけとか気になる場合は予約の際に相談するといいかもです。

Aサイトからは湖は見えにくいです。

Aサイトの一番下に管理棟やお風呂がありますが、その周辺に猫ちゃんが数匹いたので、猫好きな愛弟子2号は大喜びです。

Bサイト

Bサイトは車の通り道になっていないので、Aサイトより落ち着けそうです。芝の具合はサイトによります。サイトから湖が見えるところが多いです。

Bサイト

湖畔ビューといっても住宅街も見えるので「絶景」ではないですが、湖側にテントの入口向けて張るとよさそうですね。

お子たちお待ちかねの海へ。

Cサイトから海へ直接行けるのではなく、キャンプ場の敷地から出ます。が、出てすぐ数秒で海です。

夫婦岩、とかよく言われるみたいですが、この2つの岩(島?)は20年くらい前にはつながっていたそうです。波の浸食等によって削られて2つに分かれたんだとか。

駐車場から階段を下りて海岸へ。風が強い日だからか波が結構荒かったので、「海でちゃぷちゃぷ」はやらずに見るだけ。

釣りをやっている方もチラホラいらっしゃいましたが、我が家のなんちゃって釣り竿では海釣りは難しそう・・というか、短くて海まで届かなそう。

散策路、橋

海からキャンプ場に戻り、頂上付近にある散策路へ。いい運動になりますな、はぁはぁ。山の中の階段を登って行きますが、結構急な坂だったりガケがあり小さな子供だけだと危ないので必ず大人も一緒に行きましょう。

下から見るとこんな橋が・・

山道を登っていくと渡ることが出来ます。
しっかりした鉄製?の橋で頑丈そうです。

Cサイト側(海側)の景色。

Aサイト側(湖側)の景色。

湖(沼)

Aサイトから下りて湖の湖畔に行ってみます。

夕日が沈んでいきます。

湖畔のBBQコーナー。シーズンオフなので機材はビニールがかけられていました。

釣りをやりたい、やりたいと愛弟子1号が言いますが、もう日が暮れるので明日ね、となだめます。

洞窟?

場内にいくつか洞窟があります。キャンプ場の公式サイトによると、弥生時代の遺跡だとか。
色んなものがあるキャンプ場ですね~。

初の冬キャンプ!我が家の装備

冬のテント泊は初めての我が家。ストーブは持ってないので電源サイトで文明の利器に頼ることにしました。

* 我が家の装備 *
幕:スノーピーク リビングシェルロングPro

寝室部分の装備、重ねた順(写真ではマット類がよく見えませんが)

自宅で使ってる掛け布団(セミダブル)
シュラフ(湯たんぽをIN)
インナーマット
電気毛布
厚めの銀マット
インナールーム
グランドシート
地面

リビング部分に、セラミックファンヒーター(1,200Wで使用)。安物で安全装置がしっかりしてないため、就寝時は念のため止めておきました。

電源サイトというと、多くのキャンプ場では10A(1,000W)まで、というところが主流かと思いますが、なんとワイルドキッズ岬オートキャンプ場は、20A(2,000W)!C&C並みですね!

ファンヒーターは弱が600W、強が1,200Wなのですが、おそるおそる「強」でつけてもブレーカーが落ちることはありませんでした。

ファンヒーターの成果は、即効力はないものの、ずっとつけているとだんだんほんわかと暖かくなるというかんじでした。

で、寝室の方ですが、地面がふかふかの芝だし、そもそも気温が12月の割りにそれほど下がらなかったので、電気毛布を「強」にすると暑いくらいで、途中で「弱」に下げました。

自宅で使ってるフツーの掛け布団もシュラフの上にかけ、シュラフの中には湯たんぽをインしましたが、正直そこまでやらなくても大丈夫だったと思います。

風が強かったので完全クローズ状態で、おこもりです。
調理するのにチェアに座ってた方がやりやすいので、半分チェア、半分お座敷スタイル。

夕食

夕食は鍋ラーメン。
最初から、「キャンプの夕食は鍋ラーメンにする」と言っているのに、昼食の時にSAでワタクシ以外の家族3人はラーメンを注文。。夜もラーメン?って文句は言わせないわよっ!

今回のキャンプで実践初投入のラージメスティン。バーナーで炊いてみます。

フタの重しに、スキレットを乗せました。スキレットが暖かくはなるけど、さすがにこれで調理までは出来なかった。。

事前準備で米を水につけておいておりました。弱火で加熱し、湯気が出て、水があふれてきて、それが落ち着いた頃、焦げた臭いがするかパチパチ音がしたら火を消し、タオルにくるんで逆さまにして15~20分蒸らす。ってなかんじです。

が、音の変化とか臭いとか、周りでお子たちが騒いでいると神経を集中できなくて火を止めるタイミングが難しい。やはり、自動炊飯がいいなぁ、と早速思い知らされるのであった。

ぱかっ

初回である今回は、ビビって火を消すのが早かったようで、炊きあがりは今一歩。明日の朝はもう少し加熱時間を長くしてみます。

ワインはこちら。
2005年なので14年経ってますが、まだ固いくらいでしっかりしたワインです。

鍋ラーメンは麺少な目にして、肉多めにしてみました。

焚き火タイム

昼~夕方に風が強かったので、タープは張りませんでした。

ポツンとパイルドライバーを刺して、ライトを設置。
夜は風が落ち着いてたので焚き火が出来ました。

あ、そうそう、クリスマス前なので、リビロン君を少しイルミってみました。え?イルミっていう程じゃないって?

湯たんぽを二つ持ってきたのですが、一つはヤカンでお湯を沸かして湯たんぽに入れ、もう一つは湯たんぽを焚火で温めてみました。(*注・直火OKな湯たんぽです)

もちろん、焚き火で直接湯たんぽを火にかけるとすすだらけになるんですが、ヤカンで沸かすより早いし、どちらがいいかなーという実験の意味も込めてやってみました。

やってみての感想は・・焚き火台の上から湯たんぽを取る時、熱くて危ないので、ヤカンでお湯沸かして湯たんぽに入れるか、バーナーに湯たんぽ乗っけてお湯沸かすか・・がベストですかね~・・。

お子達は昼間仲良くなったお友達のサイトへお邪魔して遊んでたり・・ワタクシは焚き火で一口モッツアレラを炙ってワインのおつまみにしたり・・。

焼き芋が焼けると、お子達がサイトに戻ってきました。

チューブバターを付けて、濃厚焼き芋に。

月が出て、海から波の音も聞こえます。
それにしても、12月にしては暖かいです。さすが房総。

ヨード温泉

さてさて、ワイルドキッズ名物の真っ黒なお湯のヨード温泉に。
Cサイトからは遠いんですが、夜に山道を車で行くのもちょっと怖いので、歩いて行きました。

我々が入った時には女湯は貸し切り状態。全体的に古い設備という印象ではありますが、脱衣スペースもそこそこあり、ドライヤーもついてるし、洗い場も一部増築されてて、お風呂も岩風呂というかんじで中々よかったです。

・・ただし、お湯が熱かったので、お子達には熱過ぎたらしくお子は半身浴というか足湯の状態にしてました。

しっかり入ったオトナは、お風呂から上がった後もポカポカでした♪

~こうして一日目の夜は更けていく~

2日目、海に昇る日の出

我々のサイトは、Cサイトの中でも海への出入り口沿いのサイト。ここは垣根を隔てて外はすぐ道路です。

明け方、車の走行音がするので「朝早くからキャンプ場内を移動する人がいるのかな?」と最初はそう思いましたが、どうやら外の道路を通行する車の音のようです。

朝釣り?それとも・・もしかして、海から昇る日の出のため??

天気予報を見ると、いすみ市の日の出が6時40分くらい、時計を見ると6時。うむ、日の出に間に合うならちょっと様子を見てこようかな、と一人でテントを出て海へ。

海に行くと駐車場に車がたくさん停まっていて、砂浜には三脚を立ててスタンバっている人もたくさんいます。

空がオレンジ色に染まって来て、キレイ。海岸は風が強くて寒いので、一旦テントに戻ることに。
いつも寝坊助な我が家の家族たちに「日の出見に行く?」と声をかけると、お子2名が行くというので、コートを着せて海辺へ戻ります。

「どこから太陽上がるんだろう?」「もう日の出なの?」とか話している内に、太陽が出てきました。

海から少しずつ登ってくる太陽。
「オレ、日の出初めて見た!」と1号も感慨深そうでした。

その後はキャンプ場を朝のお散歩。

朝食

朝の炊飯は、メスティンをバーナーにかけてやりましたが、昨晩よりも長めに火にかけたのがよかったようで、キチンとおいしく炊けました♪

お鍋の残りスープと、温めるだけの茶わん蒸し。

朝食後、洗い物をしているとキャンプ場内にスピーカーから放送が流れます。
管理人さんが「おはようございます、よく寝れましたか?今日はキャンプ日和のいい天気ですね」といったフレンドリーなご挨拶を。中々味のある放送です。

そして、「今日はチェックアウト12時でいいですからゆっくりしてって下さいね」とのアナウンス。

この、慣れてるような慣れてないような場内放送が、妙に面白かったです。

湖(沼?)で釣り

ワタクシがのんびり撤収作業をする間に、相棒とお子の3人は湖に釣りに出かけました。

以前(数年前?)はよく釣れたらしいですが、現在はあまり釣れなくなったらしいです。

ブルーギル?ですかね、ワタクシはよく分からないんですが・・の稚魚を1号が釣った・・のではなく手で捕まえたそうです。

2号もおててに乗っけちゃってますね。

こんな感じで手で捕まえたらしい・・。釣れはしなかったけど、楽しかったそうです。

チェックアウト後、ヴィラそとぼうの日帰り入浴へ

大人2人で撤収作業してる間、近くのサイトのお友達とずっと遊んでてくれたおかげで、とても作業がはかどりました。

そのお友達が車に乗って帰る際に、愛弟子2号@6歳が「あそんでくれてありがとう!またどこかであおうね!」と声をかけていました。

キャンプ場のこういう出会いっていいなーと思いましたです。

で、チェックアウトの後、「キャンプ場の温泉とは別の温泉にも行きたい」と主張していた2号の意思を尊重し、日帰り入浴の出来るホテルへ。

基本、観光地なので、日帰り入浴もお高めなんですが、そんな中でリーズナブルなホテル、九十九里ヴィラそとぼうに行きました。

九十九里ヴィラそとぼう(公式サイト)
https://www.villa-sotobou.com/

お腹ペコペコだったので、とりあえずランチバイキング。

ホテルのランチバイキング、というより、ホテルの朝食、というかんじのメニューですが、その分お値段もホテルにしてはリーズナブル。

お風呂もシンプルで内湯1つのみですが、海に面した大きな窓があり、明るい雰囲気のお風呂でした。

まとめ

シーズンオフだったので隣にびっしりとサイトが埋まっているわけではなく広々使えましたが、ピーク時だとどうなのかな?という気がしました。

サイトは、芝がふかふかのサイト、土サイト、林間サイト、湖ビューサイト、広場サイト、離れっぽいサイト・・などなど、多種多様なサイトがあり、好みに応じてサイトを選ぶとよさそうです。(2回目利用からサイト番号を指定して予約出来るようです)

海に散策路に湖・・と子どもがワクワクする要素がたくさんなので、特に1号@男児はとても気に入ったようです。

設備面は古いところもあり炊事場はお湯が出ないけど、電源は2,000Wだし、シャワーは無料だし、トイレもキレイに掃除されてるし、ゴミも捨てられるし、意外と(←シツレイ)高規格なのかも?

次回、来るときにはまたシーズンオフを狙いたいです。

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