川沿いサイトで夏の道志川の渓流を満喫|山伏オートキャンプ場
2020/09/10
ヘタレファミリーキャンパーの、りょうです。
夏にはどうしても道志に行きたい!ということで、ずっと楽しみにしていた、道志川の景観がスバラシイキャンプ場に行っちゃいました!
山梨県道志村の中でも奥に位置し、山中湖側(山中湖から車で10分)にあるキャンプ場。標高約1,000m。
国道413号(道志みち)に平行して流れる川沿いに細長くサイトが広がり、キャンプ場内の半数程のサイトは川沿いに位置しているという絶好のロケーション。
一部の広場サイトを除いて木々の茂る林間サイトで、広葉樹等の雑木林は夏は緑陰、秋は紅葉が楽しめます。
サイトの区切りがなかったり不明瞭な場所や、通路沿いでどこまでがサイトなのか道路なのか分かりにくい場所があったり、プライベート感低めのサイトが結構多い印象。地面は砂利敷き。
サイトサイズは基本的に狭めで、ツールームや大き目のテントだと入りきらないと思われるサイトもあるので、大き目テントの方は予約時に相談した方が賢明です。
川沿いのサイトはやや高所から川を見下ろすサイトもあれば、サイトから気軽に川に下りていけるサイトもあってバリエーション豊富。透明度の高い道志川をマイサイトから眺められるのは至福の時。
川沿いではない山側サイトは広場状になっていてサイトの境界があいまいなので、グルキャン向けのようです。
トイレは温座のウォシュレット付き、炊事場はお湯は出ない(一部炊事場では有料でお湯が出るらしい)、生ゴミ・ビン缶を除いて基本ゴミは持ち帰り。電源サイトはありません。
- 公式サイト:山伏オートキャンプ場
https://www.navi-city.com/yamabushi/ - サイト種類:区画サイト、砂利
- 車の乗り入れ:可
- ゴミ:基本的に持ち帰り(生ゴミ、ビン缶は可)
- 備考:クレジットカード不可、コインシャワー有(有料)、お風呂有(無料)、営業4月~11月
山伏オートキャンプ場にチェックイン
東名から御殿場ICで下りて国道138号を北上し、山中湖経由で道志みちに入りました。山中湖からあっという間です。
山伏オートキャンプ場に到着したのは12時半頃。
皆さんのブログを拝見すると「ウェルカムフードで漬物をいただいた」とか書かれてることが多いので、「何かもらえるのかしらん」とわくわくしてましたが、コロナのせいかウェルカムフードはございませんでした。。
管理棟で薪やちょっとしたものを販売してます。
チェックイン時に、レイトチェックアウトが出来るか訊いてみましたが、次の予約が入っているので不可とのことでした。。残念。
お昼ごはん&設営
今回の我々のサイトはキャンプ場の最奥アルファベットサイト群の中のEサイト。予約時に「ツールームなので広めのサイト希望」と「川沿い希望」とリクエストしておきました。
「広め」といっても広々~ではないですね。ツールームとタープをどう収めるか、タープはムリなのか、頭を使わないといけません。
Eサイトは地図ではFG等と隣接してるように見えますが、川の反対側は段差になっているので、かなりプライベート感のあるサイトです。
とりあえず、テーブルとチェアだけ出してお昼ご飯です。買ってきたサンドイッチや冷やしうどんで簡単に済ませます。
悩んだ末に、通路側にリビングシェルロングPro.を張って奥にチーズタープを張りました。
なんとかツールームと大型レクタが入ってるんだから、広めサイトですね。
リビロンのドアパネルを全部跳ね上げるにはペグが打てないので、半分だけ上げて半分はおろしたままにしました。
この林に見える木々の上の方にFサイト、Gサイトがあります。
川沿い感が伝わりますかね??
Dサイトまでは対岸が自然のままですが、Eサイトの前からはブロック?コンクリート?の護岸のようになっていて、パイプらしきものもあります。その分若干自然らしさは落ちますが、川のキレイさは抜群です。
マイサイトの目の前は、水深もかなり浅いし安心して遊ばせられる環境でした。お子たちは設営している間、ずっと川で遊んでました。(目の届く範囲で遊ばせてました。水深浅くても子どもは大人が監視しましょう)
特に遊具など何もないキャンプ場ですが、キレイな川で遊ぶのはとても楽しいようです。
山伏オートキャンプ場の場内紹介
管理棟は上でご紹介した通りです。
テントサイトの様子は、場内満員だったので撮影出来てません。(他人様のテントをガンガン撮ってアップするわけにはいかないので)
炊事場
炊事場は場内に3か所あります。中央の炊事場はお湯が有料で使える蛇口があるようですが、ワタクシのアルファベットサイトの炊事場は冷水オンリーでした。
流しは結構広めで洗ったものを置く場所もあって使い勝手よかったです。
生ゴミのバケツがあるので、洗い物で出た生ゴミを捨てやすいです。たまたま自分のサイト周辺の人達のマナーがよかったのか、いつもそうなのか不明ですが、炊事場にゴミがたまっていたり等のマナー違反は見られず気持ちよく使えました。
何と言っても、冷蔵庫があるのが特徴!ワタクシは使いませんでしたが、連泊の時なんかに重宝しそうですね。
トイレ
トイレはアルファベットサイトエリアにはないため、中央エリアまで行かなくてはならず、ちょっと遠かったです。キャンプ場全体のサイト数に比較するとトイレの数は少な目かな?
温座でウォシュレット付きです。中々高規格キャンプ場ですね。
いつ行ってもキレイで、清掃が行き届いてました。ただ、男女兼用なので、いかにも男性の使用後・・という状態になってることがしばしばで・・次の人のことを考えて欲しいなーと思いました。。
ゴミ捨て場
キャンプ場入口付近、管理棟の前にゴミ捨て場があります。
捨てられるのは灰や缶です。ここにピザ窯(有料)もあります。
お風呂、コインシャワー
山伏自慢のお風呂はコロナの影響で休止中でした。
その代わり、お風呂の中のシャワーは解放してる、とありましたが時間が男女別に細かく区切られていたのと、マイサイトからはかなり遠いので「空いてるタイミングを見計らって」が出来ないので、お風呂場シャワーは利用しませんでした。
お風呂の隣にコインシャワーがありますが、1基のみです。中は広めなので親子でも入れます。
わが家は2日目のチェックアウト前に子供たちだけがコインシャワーを利用しただけでした。
サイト紹介
(山伏オートキャンプ場 公式サイトより)
0~12
キャンプ場のメインストリートではなく奥に登って行くエリア。比較的広めでサイト間に段差があったりして、場内で一番プライベート感のあるサイト群。
ちょっと暗めで、坂になってるので、炊事場に行くのがやや大変かも。
川の景色は中央エリアに比べるとやや落ちるかな?という印象です。
1~6は地図では川沿いに見えますが、急な坂をぐっと上った高台なので、多分サイトから川は見えないと思われます。(満場だったので登ってみてません)
15~21、35~39、51~56
通路から段差で上に登った山側の広場状サイト。
木が少な目で日当たりよく、裏を返せば夏は暑そうな場所が多かったです。ここも満場なので登ってジロジロ見るわけにいかず、通路からのチラ見です。
サイト間の区切りがほとんどなさそうで、グルキャン向きの印象です。
24~34
30、31のあたりで突き当りになってるので、このエリアの人しか立ち入らないため、メイン通りよりはプライベート感がありますが、やはり車等で通路とサイトの境界をうまく作らないと、というかんじです。
川が目の前で、サイトからも下りやすいので、水遊びにも便利そうです。
44~50
川沿いで川の眺めはよいですが、人の行き来が多いのでプライベート感薄めな印象。
47、48は通路とサイトの境界があいまいで「通路のすみっこにテント張ってる」ような状態になるので落ち着かなそうだと思いました。
A~I
A~Dは段々サイト。ABは高い場所から川を見下ろす感じで、CDくらいはサイトから川へ下りやすそうです。
Eは突き当りサイトで、プライベート感あります。
FGは高台になっていて、サイトから川は見えませんがプライベート感があります。
Hは広めだけど炊事場がすぐ横なのと、川は見えにくそう。
Iは狭いのでソロ向き?
川の風景コレクション
管理棟の方から見た川。
いかにも紅葉がすごそうな葉っぱが多いですね。
管理棟の近く。大きな丸太に川の水を引いて流してます。
奥に見晴台なのか物干し台なのか、があります。
中央エリア。穏やかな流れで水遊びしやすいです。
めちゃくちゃ透明度高いです。
アルファベットサイト側から中央エリアに向かって。
某お祝い
去年はネイチャーランドオムでバースデーキャンプしましたが、今年も道志村です。
たっぷり川遊びして疲れてるからか、ケーキ作りしながらケンカ・・。
市販スポンジケーキの下半分はそのまま置いて、上半分を大き目にざく切りし、ランダムに重ねてフルーツやクリーム等でデコります。
イチゴのヨーグルト用ソースをかけてみました。赤が入ると引き締まりますね。
今回から導入のIKEAのティーキャンドル風ライト。本当は夜に使うつもりですが、愛弟子2号がケーキのまわりに配置しました。
マイサイト付近の川
もう水着を脱いでるから、あんまり川の方に行って欲しくないんですが・・夕食前にも河原で遊びます。
設営の時にちょっとブヨっぽい虫がいたので、ハッカオイルスプレーを頻繁にかけてましたが、それ以降はあまり見かけなかった気がします。さすが標高1,000m近くなると虫が減ってくるのかな?
ずっと眺めていたくなるキレイな清流。
下の写真は、Eサイトより奥(キャンプ場敷地外)の方で釣りをしてる人がいたようで、愛弟子1号が「何を釣ってるのか見に行きたい」と言って進んで行ったエリア。キャンプ場外の川はこんな風にテトラポット的なコンクリが置かれてるところもあるんですね。
ワタクシは一人サイトに残って夕食作りです。
夕食はメスティンでチーズミートローフ
ベビーリーフ、生ハム、パルミジャーノ、塩・胡椒、オリーブオイルのシンプルサラダ。
つまみ食いする輩がいます。
今回の主役はハンバーグが大好き。でも普段は時間のかかる料理は中々作ってあげられないので、バースデーキャンプのディナーはハンバーグ系にしました。
ラージメスティンで巨大ミートローフです。
真ん中まで火が通りにくいだろうから、真ん中にはモッツアレラを敷き詰めて、肉の生煮えを防ぐ作戦です。
弱火で小一時間加熱しました。
途中で上下を逆にし、また元に戻し、ちょっと心配なのでまたもう1回上下逆に・・したら、肉汁が滝のように流れてきたので急いで元に戻しました。(←予想通り)
メスティンは調理の途中でフタを開けて確かめる、というのがやりにくいので、加減が難しいですね。でもちゃんと美味しく出来ましたよ♪
川沿いの食卓。
川のせせらぎ・・というか、川音が結構するので、家族の話し声が聞き取りにくく、大き目な声での会話になります。そんな感じなので、近隣サイトの声とかは全く聞こえませんでした。(ま、Eサイトは突き当りというのもありますが)
前述のサラダ、ポテトとブロッコリーのガーリックソテー、肉汁の海に流れ込むモッツアレラの滝。この汁だけで白米食べれそうです。
カーヴ・ド・バイィのクレマン?ヴァン・ムスー?とにかくロゼ泡です。
焚き火タイム
暗くて分かりにくいですが、チェアを一列横並びに川向きにしての焚き火タイム。アルコールで理性もなくなってるので、スナック菓子を爆食いです。
愛弟子2号はこの後、秘密結社ブランケットになって焚き火前の寝落ち。ワタクシもそれに追随しました。。
IKEAのティーキャンドル風ライトは、ガイロープ&ペグのマーカーとして使います。
実は前回のメープルで酔っ払ってガイロープに引っかかり、転びそうになりました。。ロープというよりペグの位置に明かりがあるといい感じです。
何とか「焚き火前のうたた寝」から生還し、洗い物をちゃっちゃと済ませて就寝。夜は涼しかったです。
~こうして1日目の夜は更けていく~
あ、そうそう、夜中にトイレに行くために中央エリアまで歩いて行きましたが、明かりはついてるものの、どこのサイトも静かでした。
たまたまうるさい人がいなかったのか、それとも普段からマナーのよいベテランさんばかりなのか、どちらなのかは分かりませんが、不快な思いをせずに夜を過ごせました。
2日目、朝食
朝は恒例の早朝一人散歩でキャンプ場内をぐるっとまわってきました。
相棒がいつまでも寝てるので叩き起こして朝食です。
茶わん蒸しと切干は市販のものを湯せんで温め。厚切りベーコンは炒めただけ~。
ギリギリまで川遊び
少しずつ撤収をしてますが、お子たちが本格的に川遊びをしていたのでタオルでふくレベルの話ではなくなったので、キャンプ場の端のマイサイトから逆の端のコインシャワーまで付き添って行きました。24時間シャワーあるのは助かります。
チェックアウト時間までギリギリ・・というタイミングでのシャワー。
「ギリギリまで遊んだんだから、残りの撤収は本気で手伝ってよ!!」と固く約束を交わします。
なんとか11時1分に撤収完了。ふー。
まとめ
サイト狭い、通路から丸見えでプライベート感ない等のサイトが多いですが、それを差し引いてもこの清流沿いサイトは魅力だと思います。
道志みちのバイクの爆音が残念ポイントではありますが、それは他の道志村キャンプ場も同様ですね。(早朝から爆音で・・って本当にやめて欲しい。。)
道志みちに近いサイトだとうるさくて遠いサイトだと大丈夫、とかいうレベルではなく、全般的にバイクの音は響いてると思った方がいいです。
子ども向けの遊具などは何もないキャンプ場ですが、川遊びをたっぷり楽しめたので「川遊び、楽しかった」とのお言葉を頂戴出来ました。
夏もいいけど、秋の紅葉もすごそう・・。