芝生ふかふかフリーサイトとプライベート感高いオートサイト|涸沼自然公園キャンプ場
2021/11/14
こんにちは。ヘタレファミリーキャンパーの、りょうです。
ずっと行きたいと思っていたものの、コロナの影響でずーーっと休園していたキャンプ場。
緊急事態宣言が解除され、ようやく行けたのは、本年度営業最後の日でした。
茨城県大洗からほど近い「涸沼自然公園」内の茨城町営のキャンプ場。
涸沼(ひぬま)は大洗から車で15分~20分程の位置にあり、沼といっても広いので「湖」という方がイメージに合います。海水が混ざっている汽水湖で、しじみが特産。
涸沼の周囲には茨城町の町営キャンプ場が3つあり、涸沼自然公園は一番大きなキャンプ場。他の2つのキャンプ場は湖畔サイトですが、こちらの涸沼自然公園キャンプ場は湖畔といってもサイトからは涸沼は見えず、自然公園の方まで行って丘の上から湖を見る感じになります。
サイトは、区画内に車乗り入れ可能なオートサイト(全サイト電源付き)と、車乗り入れ不可のフリーサイトがあります。
オートサイトは8×10mと記載があるものの、実際にはもう少し余裕があるかんじ。林間サイトになっており、区画は木や垣根で区切られているため、プライベート感はかなりしっかりしてます。
フリーサイトは車乗り入れが出来ないものの、ふかふかの芝生で好立地。しかもサイト料は公営ならではの低価格です。
自然公園は、せせらぎ広場(夏は水遊びできる)、わいわい広場(小さな子供向け遊具の広場)、涸沼が見えるフリーの広場、あじさいの谷、などがありのんびり遊べるスペースになってます。
- 公式サイト:涸沼自然公園キャンプ場(茨木町役場サイト内)
https://www.town.ibaraki.lg.jp/gyousei/kenkoukaigo/sports/koen/hinuma/001476.html - サイト種類:区画サイト、フリーサイト、芝生、土
- 車の乗り入れ:オートサイト・可、フリーサイト・不可
- ゴミ:分別してゴミステーションへ
- 備考:クレジットカード不可、炊事場はお湯は出ない、コインシャワー(有料)あり、季節営業(4月末~10月末)
涸沼自然公園キャンプ場の予約
上の方でも少し書きましたが、涸沼には茨城町営キャンプ場がこの涸沼自然公園キャンプ場を含めて3つあります。
他の2つは親沢公園キャンプ場、広浦公園キャンプ場で、どちらもフリーサイトのみ、湖畔サイト、通年営業となります。この「涸沼自然公園キャンプ場」は4月末~10月末までの季節営業、フリーサイトだけでなく、オートサイトもあり、サイトからは涸沼は見れない、というのが大きな違い。
予約は電話予約のみですが、この3つのキャンプ場は全て「涸沼自然公園キャンプ場」の電話番号で受け付けています。
ワタクシも電話した時「フリーサイトを予約したい」と言ったら「どのキャンプ場ですか?」と聞かれたので一瞬意味が分かりませんでした(^-^;
涸沼自然公園キャンプ場にチェックイン
・・と、キャンプ場へ行く前に、せっかくなんで大洗に寄り道して海の幸をゲット。そして、涸沼の周囲には特産のしじみを直売しているところがいくつかあるので、キャンプ場から近いところで涸沼産しじみもゲット。何を隠そう、今回のキャンプは魚介キャンプなのです。
キャンプ場に到着したのは12時くらい。入り口の管理棟で「駐車場に停めて受け付けに来てください」と言われたので、管理棟隣の駐車場へ停め、管理棟で受け付けとお支払い。チェックインは公式サイトでは13時となってますが「12時半からになりますので、それまでは設営や場所取りはしないで下さい」とのこと。
荷物を運ぶリヤカーの貸し出しもあります。
駐車場で皆さんワゴンやリヤカーに荷物を積んで準備万端なご様子。
お子達は車の中でお昼ご飯を食べ、その間に荷物の準備や下見をします。
フリーサイトは管理棟側と、オートサイト側の2カ所ありますが、今回狙うのは管理棟側です。
ほぼフラットで、ま、どこを選んでも大差ないかなー。違いは炊事場に近いかどうかくらいかな。
奥の方(自然公園へ行く橋の方)は、地面がぬかるんでいました。ラムサール条約に登録されてるだけあって、基本湿地なんですね。
フライングで時間前に入っちゃう人がいるかと思ってましたが、意外と皆さんちゃんと時間を守って、フリーサイト敷地の境に並んでいて、特にアナウンスや号令はないですが12時半きっかりになったらサーっとサイトへ入って行きました。
上の写真は駐車場、通路、フリーサイト、という景色。
違う角度からの写真。右がフリーサイト、左が駐車場。
フリーサイトと駐車場の間は木々がありますが、フリーサイト内はところどころにポツポツと大きな木がある程度で、基本草原サイトです。日当たりよいので夏場はかなり暑そうです。
それにしても、芝生がふっかふか!!雑草もなく、キレイに刈り込まれているので、芝生の管理が徹底していることがうかがえます。
設営と海鮮丼
フリーサイトなんで、とりあえずテントとタープを建てて自分たちのサイトを作ります。
涸沼自然公園キャンプ場のフリーサイトは、テント1張り2,000円、タープ1張り1,000円で、この他に人数に応じて大人200円、子供100円がかかるという値段設定です。(2021年現在)
お子達は車の中や、大人がテント設営してる間にお昼食べてましたが、大人は大物の設営が出来てからお昼です。
大洗の「町の魚屋さん」的なお店で買ってきた海鮮丼。これで500円也。
涸沼自然公園キャンプ場の施設紹介
では、この辺でキャンプ場の施設紹介に参ります!
キャンプ場内はキャンパーのための有料施設となりますが、涸沼自然公園自体は無料で誰でも利用出来る公園です。地図の下の方がキャンプ場です。
キャンプ場入り口に入ってすぐに管理棟があり、その先右がオートサイト側、左がフリーサイト側です。(オートサイト側の真ん中エリアもフリーサイトになってます)
管理棟
管理棟に、トイレ、コインシャワーがあります。
シャワーは利用してないし覗いてないのでどんな感じか分かりません(←レポーター失格)。
この管理棟のトイレは夜間も電気がついてますが、他2カ所(オートサイト側、フリーサイトの端っこ)は消灯時間の後は電気が消えるそうです。
ただ、管理棟のトイレは土足厳禁で、サンダルに履き替える必要があります。確かに土汚れはなくなりますが・・ちょっと面倒ですね。
トイレはキレイに清掃されていて安心して使えるレベルです。
炊事場
炊事場はもちろん(?)お湯は出ません。サイト料が安いのでお湯なんて高望みはしません。
炊事場は、オートサイト側の中央にあるフリーサイト(分かりにくい表現ですが・・上のマップを参照して下さい)に1つ、左のフリーサイトに1つあります。
オートサイト側の方は、オートサイトとオートサイト側のフリーサイトの人たちが使うので、繁忙期は混むんじゃないかな?
トイレ
写真はオートサイト側のトイレ。オートサイトの端っこになったら、トイレが遠いと思います。さらに消灯後は管理棟のトイレに行かないといけない、と思うと結構大変そう。。
ゴミステーション
管理棟の横にゴミステーションがあります。
捨てられる時間が決まっていないので便利ですが、その反面、夜の内に捨ててしまいたいという感じで大量にゴミを抱えて夜にガチャガチャと捨ててる人もいたので、炊事場や管理棟に近いエリアにテント張るとうるさいかも、です。(我がサイトは割と近かったのでちょっとうるさかった)
オートサイト(区画サイト)
フリーサイトの方は「紅葉はこれから」という雰囲気ですが、オートサイト側は「もう紅葉の季節」という感じでした。
オートサイトの方は林間サイトになっています。L字のような配置になっていて、平らに整備されてる通路の両側にサイト。区画の区切りは植栽になっていて隣とのバッファがあるので、プライベート感は高め。
ただし、外道路に面したサイトになると車の音が気になるかも、です。
緊急事態宣言の解除後、公式サイトで「再開しました」の告知がなく、電話で問い合わせしないと分からない状況だったこともあってか、オートサイトもフリーサイトも半分以下の入りという感じの利用数。オートサイトは隣の区画に利用者が入らないように割り振っていたようで、交互に利用者のいるサイト、空きサイトとなっていました。
空きサイトを撮影。37番は木々の後ろがフリーサイトです。
53番は奥の方のサイト。奥のサイトは雰囲気がよいところが多くて静かそうですが、炊事場やトイレが遠いのがネックです。
オートサイトは区画によって芝生がハゲて半分土サイトになっている区画と、ほぼ全面芝生が残ってる区画とがありました。背の高い木に囲まれて木陰が多いサイトは土部分多、低木が多いサイトは芝生多め、という感じですね。
あ、フリーサイトが安いと書きましたが、オートは家族4人で5,600円です。(電源込み)
オートサイト側のフリーサイト
フリーサイト側の雰囲気は、上の設営写真などなどをご参照下さい。
なぜオートサイト側のフリーサイトにしなかったかというと・・上でも少し触れましたが、オートサイトとオート側フリーの利用者が炊事場を使うのかと思うと混みそうだから・・です。(実際にはこの日は空いてましたが・・)
上はオートサイトの林からフリーサイトを見た写真。
このエリアの炊事場。
この日はこちらのフリーサイトエリアに張ってるのは2~3組くらいでした。
自然公園へ
大物の設営が終わったので細かい作業は後にして、自然公園の方へ遊びに行きます。フリーサイトの奥の方が湿地になっていて、橋(園路?)を進むと涸沼自然公園の方へ行けます。
上の写真は橋(園路?)のところからフリーサイトを見たところ。
フリーサイトは全部で「最大250張り」と公式に書かれてますが・・いやー、250なんて全部ソロじゃないとムリじゃ・・?
コロナで入場数を制限しているらしいのと、上で言ったように営業再開していることを告知してない状況のため、利用者が少なくてスペースに余裕をもって張れましたが、全く制限なく満場の250張りだったら・・いやー、入らないよね・・。
湿地ゾーンでガマの穂や、陸を歩くザリガニを見つけたり・・
白鳥もいました!
若宮川という川が流れていますが、川遊びが出来るようなかんじではありません。
せせらぎ広場
橋(園路?)を渡りきった方にある「せせらぎ広場」では水遊び出来そうです。池や水路があって、木々の様子もいい雰囲気です。
ちなみに、お子が半袖半ズボンの夏仕様ですが、10月末です。
せせらぎ広場の紅葉はもう少し先、というところかな。
イトトンボ橋
赤い大きな橋があります。
橋の上からの景色もいいですね。
わいわい広場
さらに上っていくと、わいわい広場。
幼児~小学校低学年向けの遊具のある広場です。
この広場の辺りに大きな銀杏の木が何本もありましたが、こちらもまだ葉が色づいてはいませんでした。
太陽の広場、展望広場
展望広場は「展望」とある割に、ちらっとしか涸沼は見えず・・。太陽の広場の方から見た方がよいかも。
こっちのエリアがキャンプ場になってたら「丘の上からの涸沼ヴュー」がサイトから見える、なんてなりそうなんですがね。
夕食は魚介まつり
海鮮丼とは別のお店で鯛とお刺身を購入しておりました。刺身は肉厚で脂がのってて「魚食べてる!」感がしっかりありました。
こぶりの鯛をまず焼きます。
いつまでも鯛を焼いてると料理が進まないので、鯛の続きは炭火で。
管理棟の近くに、火起こし用に桜の切りくずが置いてありました。
野菜や米を多めのオリーブオイルで炒め、涸沼産しじみのしじみ汁入りスープで炊き込み・・
鯛や焼き野菜をご飯の上に乗せてさらに炊き込むと・・地元魚介プリタツのパエリアです。
実は今回newアイテムのダッチオーブンを初使用。(あ、シーズニングは別ね)
4人家族の胃袋を満たす量のパエリア作るにはラーメスやフライパンでは足りないと感じていたので、ちょうどいいかんじです。
夜は星も見えていましたが、薪がなくなったので早めに焚き火を終了して就寝。
~こうして夜は更けていく・・~
2日目~朝食
早朝の場内散策。
朝焼けがキレイです。
朝食は涸沼産しじみの味噌汁と、鮭ハラスの炭火焼き。(写真には全くしじみが写ってませんが、しじみが入ってます)
チェックアウト後、温泉
バタバタとチェックアウトした後は、涸沼の対岸にあるいこいの村涸沼で日帰り入浴を利用。
いこいの村涸沼(公式サイト:日帰り入浴ぺージ)
http://www.ikoinomurahinuma.com/facilities/in_bath.html
露天はありませんが、涸沼ヴューの展望風呂です。泉質はちょっとぬるっとした磯の香りがする温泉でした。
まとめ
大洗から近いので観光の拠点にも便利。
キャンプ場内は設備もきちんと管理されている印象でした。夜間は警備員に交代するようですが、夜と早朝に見回りして下さってました。
フリーサイトは芝生がキレイ、オートはプライベート感があり、隣接の自然公園でゆったり遊べるので、中々いいキャンプ場だと思います。
今回は利用者が半分以下と少なめだったので場所取りに苦労したとか炊事場の混雑とかありませんでしたが、混雑時はどうなのかな?