富士山は見えない!神秘の深い林間サイト|富士オートキャンプ場ふもと村
2020/09/26
ヘタレファミリーキャンパーの、りょうです。
9月の連休。
キャンプ場密集地である朝霧高原。多くのキャンプ場が富士山ヴューを売りにしている地区にありながら、高い木々に覆われているために富士山は一切見えないというキャンプ場。
そのキャンプ場は、トップ・オブ・富士山ヴューとも言える某有名キャンプ場のお隣さんでありました。
かの有名なふもとっぱらを通り抜け、林の奥に進んだ場所にあるお隣さんのキャンプ場。実はキャンプ場開業はふもとっぱらよりこちらの方が先のようです。
富士山が見え広大な草原のふもとっぱらの隣とは思えない、深い森林のサイトでキャンプ場から富士山は一切見えません。
背の高い針葉樹に覆われたサイトで標高800mの高原なので下界に比べて気温が低く、夏でも害虫が少ないらしいです。(私は9月に行ったので夏の様子は分かりませんが、虫は少な目でした)
場内に小川や滝があり、キャンプ場オリジナルの登山コースもあります。小さな子ども向けの遊び場や遊具の類はありません。
サイトが広いのが特徴の一つとなっていますが、公称されている150㎡はないかなー、という印象。100㎡~120㎡と言われるとしっくりくる感じです。
深い林の中なので、(運悪くうるさいキャンパーがいなければ)静寂の夜でしっとりキャンプに向いてます。
- 公式サイト:富士オートキャンプ場ふもと村
http://www.fumotomura.co.jp/ - サイト種類:区画サイト、砂利(溶岩混じり?の固い土壌)
- 車の乗り入れ:可
- ゴミ:分別してゴミステーションへ
- 備考:クレジットカード不可、コインシャワーあり、コインランドリーあり、炊事場はお湯は出ない
富士オートキャンプ場ふもと村にチェックイン
4連休の2日目。高速の大、大、大渋滞でキャンプ場到着は14時半と遅くなってしまいました。。
ふもとっぱらの入口を通り抜け、細い林道を進むと富士オートキャンプ場ふもと村です。
高い針葉樹がメインの林間サイトです。(下の写真はチェックアウト日に撮影)
キャンプ場公式サイトにもキャンプ場ガイドにも150㎡と書かれていたので、広々した区画を期待していたのですが・・割り当てられたサイトは100㎡弱かな?という印象。正直ガクっ。
サイト内に車をガッツリ入れ込んでしまうとタープのペグが打てないので、サイト入口ギリギリに車を停めて、ツールームとタープをゆったり張ることが出来ました。
サイトが奥の行き止まりだったので、設営前に管理棟に行って「お向かいのサイトが今日利用者なしであれば通路に車停めても大丈夫ですか?」と相談し、いいよー、と言われていたのですが実際には上述のようにサイト入口ギリギリで停められました。
そんなやりとりがあったからか、管理人さんがサイトまで来てくれて様子を見て声をかけてくれ、アットホームな雰囲気の方でした。
わが家のサイトはお隣と段差があったりスペースがあいていたりしましたが、他のエリアでは通路からチラ見しただけではサイトの区切りがよく分からないサイトもありました。(そういうサイトはグルキャンの方々が入っていたようです)
地面は砂利で、多分富士山の溶岩が混じった土壌だと思われます。ペグを打って行くと固い岩にあたることが多いらしく、相棒がペグ打ちに苦労しておりました。
富士オートキャンプ場ふもと村は遊具や子どもの遊び場のようなところがないので、お子たちはサイト近くでごっこ遊びしてました。肌寒いので、秘密結社ブランケットになってました。
富士オートキャンプ場ふもと村の設備紹介
管理棟の写真は撮り忘れです。管理棟はチェックイン・アウトの受付と売店を兼ねてます。サイトからはちょっと離れているので、薪を買いたい場合はチェックインの時に済ませておいた方がよさそうです。
炊事場
富士オートキャンプ場ふもと村の中心あたりに広めの炊事場があります。炊事場はここ一か所です。
お湯は出ませんが、数も広さも十分だと思いました。清掃されてるところを何度か見かけましたが、丁寧に掃除されていて、いつもキレイに保たれていました。
この炊事場にゴミ置き場があり、分別してほとんどのゴミを捨てることが出来ます。
サニタリー棟
サニタリー棟は場内に2箇所あります。左右で男女に分かれています。
トイレ、コインシャワー
コインシャワーはコロナの影響で中止でした。トイレは朝の混雑時などは列が出来ていることがありました。
コインランドリー
コインランドリーもコロナの影響で休止中でした。
すみっこに写ってるのは、足洗い場です。川遊び用かな?
洗面所
炊事場は歯磨き・洗面が禁止で、トイレにある洗面所を使用することになってます。コンセントもついてるってことは、ここでドライヤーやっていいってことなんですかね??
夕食は焼き鳥&BBQ
設営が終わってちょっと小川を下見し、もう夕方なのでご飯の準備です。
久しぶりにBBQがいい、と言われたのでBBQです。前日が休みだったので前夜に焼き鳥の串打ちをしておきました。
豚バラ串もあり、愛弟子1号が「これは焼き「鳥」じゃない!」と主張しておりました。
いいんだよ、確か北海道では豚串を焼き鳥って言うんだから、と説明しようかと思いましたが、説明聞いてくれなそうなのでやめておきました。
冒険系のバラエティ番組や、サバイバル本に影響されて、「キャンプで火おこしする!」と張り切っていた1号。キャンプ場に落ちていた竹をこすりつけて摩擦熱で火おこしだそうです。
「オレが火おこしして炭に火をつけるから、それまで炭に火つけないで」と言われましたが、そんなことしてたらいつまで経っても夕食にありつけないので、着火剤で火おこししちゃいました。
飲み物はシードル。やや甘めだったので食事には合いにくいですが、設営で疲れたカラダを優しく癒してくれました。
そして久々の焼き芋。わが家ではバターを付けて食べます。
焚き火タイム
愛弟子2号が途中で眠いと言ってゴキゲン悪くなってきたので、1束使わずにお開き~。
~こうして1日目の夜は更けていく~
2日目、朝食
昨日の夜、焼かなかったお肉と、朝用のアジを炭火で焼き焼き。連泊だと朝にゆとりが出ますな。
で、今日はキャンプ場の近くで、野外で遊べるところへ出かけます。
・・出発前から相棒がゆるキャン△をお子たちに見せて「今度ここ行くんだよ」と教え込んでたので、今さら行かないとは言えない状況です。
ふもとっぱら脇の道路にあるふもと村の看板。富士山がちょこっと見えました。(ここはキャンプ場内ではありません。)
まかいの牧場
ワタクシにはまかいの牧場というと「まかいのぼ、く、じょ~♪」という古~い地方CMのイメージがありますが、今もCMやってるのかな?
「魔界の牧場」ではなくて人の苗字で「馬飼野牧場」です。
ゆるキャン△に登場し、ここでアイスを食べたり薪を買ったりするシーンがありますね。確かに入口で薪を売っていました。
まかいの牧場(公式サイト)
https://www.makaino.com/
4連休3日目の今日は記録的な入場行列となったようで、入場するまで小一時間かかりました。。密を避けて野外の牧場・・のはずが入場行列に並ぶハメになるとは・・。
小学生アスレチックの付近
アスレチックの近くのハンモック。
ふれあい広場
ヤギや羊のふれあい広場エリアの幼児用?の見晴台兼すべり台。
海の見える丘アスレチック
丘の上まで登って行くと、アスレチックやターザンロープがあります。
芝生の斜面で、桜の木もありました。お花見も出来そうですな。
ハイジブランコ
お花畑に飛び込むようなハイジブランコ。晴れれば富士山の上を飛んでる写真が撮れるそうです。
羊の放牧場
緑の牧草がキレイな丘の斜面に、羊さんたちが放牧されてます。
エサの自動販売機の前に羊さんがスタンバっていて、エサが買えません。ようやく買えたと思うと、猛攻撃を受けるのでエサをお子たちに渡せません。。
エサやりにチャレンジする1号。
・・この後、羊さんに追いかけられて半泣きします。
ハンモックの森
牧場のすみっこのエリアに、ハンモックが点在する「ハンモックの森」があります。
キャンプ場のコインシャワーが使えないので、まかいの牧場を出た後、日帰り温泉に入ってきました。コロナが広まってきてからは温泉等は自粛してたんですが、さすがに3日間お風呂もシャワーもなしで過ごすワケにいかないので・・。
キャンプ場内で川遊び
キャンプ場に戻って、場内の小川で川遊び。
流れはきつくないので溺れるリスクは低そうですが、大きな石や岩がゴロゴロしてるので、小さな子どもの場合は転倒が心配かな。川遊びは保護者同伴で遊びましょう。
滝がどこにあるのかよく分からず、奥の方に進んで行ったらありました。上の写真の川遊びスポットから上流に歩いてったところです。
滝の写真も撮ったのですが、なんだかよく分からない写真になってしまったので滝の周辺の写真です。
炭火焼きピザとスープパスタ、某お祝い
2日目の今夜は、焚き火台で炭火ピザです。
手作りピザ
ピザのミックス粉を使ってカンタンにコネコネ。
こんな時は牛乳パックを使うと生地がくっつかなくて便利です。
ピザと、ナンの2種類です。こねたらラップして少し寝かせます。その間に火おこし。
スキレットにカマンベールのベーコン巻きとプチトマトを入れ、オリーブオイルを入れてアヒージョ的なかんじで火を通します。柔らかくなったらピザ生地の上に乗っけて、とろけるチーズで追いチーズ。
ピザを焼きながら、パスタを作っています。うっかりするとピザが焦げるので気が抜けません。はーっ。
出来上がった炭火ピザは、とろとろのカマンベールがおいしゅうございました!
スープパスタ
スープパスタは、市販のアサリコンソメスープパスタの素に、水とコンソメとベーコンを追加して、調味料もあれこれ追加してスープでパスタを茹でました。
写真ではスープがほとんどありませんが、とろっとスープが残ってました。こちらは2号に好評でした。
某お祝い
前々回の山伏と、前回のビッグランドに続いて、今回も一応某お祝いキャンプ。
「今回のキャンプはケーキ作る?」「えー、作らない!」とお子が言っていたのでケーキ作りはなし。
・・今回の主役(?)のおっさんがお子の時みたいにやって欲しそうだったので、一応飾りつけはしてみました。
買ってきたチーズケーキ。濃厚な味わいで1号が気に入っていました。・・濃厚なだけにお腹いっぱい・・。
夜は静寂に包まれ・・
夜になると静寂が訪れる深い林間サイト。ま、グルキャンサイトなんかは賑やかですが、基本的には暗闇の静かな森林なので、空いてるサイトのところなんかは真っ暗です。
今夜はじっくり焚き火タイム。
秘密結社ブランケットの総統である愛弟子2号は、焚き火前ポテチ爆食いからの、焚き火前寝落ちという彼女の定番コースを辿りました。
焚火を終えてトイレに行く時、暗くて静かで、ちょっと怖いくらいでした。。
山の方からは鹿と思われる鳴き声。
~こうして2日目の夜は更けていく・・~
3日目、撤収
連休の最終日なので、チェックアウト11時のところ13時でOKと言われていたのですが、帰りの高速道路の大渋滞が気になるのであまりゆっくりもしてられません。
とはいうもののなんだかんだで12時前くらいにチェックアウト。
お子たちは岩の上でサバイバルごっこをしていました。
・・・帰り?・・もちろん大渋滞でした。。
まとめ
深い林間サイトなので、夏の避暑によさそう。というか9月連休では朝夜は寒いくらいでした。
アットホームな雰囲気のキャンプ場で、清掃等も行き届いている印象でした。
近隣には牧場や湖などの観光地があるので観光のベース基地として便利ですが、キャンプ場内に川以外に遊び場がないので、あまり子連れ向けではないかな。
いつもキャンプ場では遊び場等で他のサイトの子とお友達になるわが家のお子たちですが、出会う場がないので今回はお友達は出来ませんでした。
森の中でじっくり焚き火を楽しむ・・というのにぴったりなキャンプ場だと思います。