連休は混雑必至の絶景キャンプ場|駒出池キャンプ場
2021/05/18
こんにちは。ヘタレファミリーキャンパーの、りょうです。
混雑期でもゆったり過ごせる広いサイトで、自然豊かなキャンプ場がいいなー、ということで選んだキャンプ場。
絶景が有名な人気キャンプ場の繁忙期は、かなりのものだった・・。
長野県、八千穂高原の標高1,285mに位置するキャンプ場。
白樺の原生林が広がる自然豊かなキャンプ場で、場内に川が流れ、キャンプ場の名前にもなっている駒出池の絶景が有名。
かなり広い敷地で、駒出池周辺等は車の乗り入れ不可のフリーサイトになっており、その他に日向エリア、木陰エリアとゾーン分けされたオートサイト、コテージ、バンガローと様々なタイプの滞在が出来ます。
絶景キャンプ場としてだけでなく、本格的なアスレチックやターザンロープ、トランポリンといった子どもの遊びがあるので子連れも楽しめます。
駒出池の湖畔は早い者勝ちのフリーサイトなので、混雑時は湖畔はテントだらけ。ゆっくり絶景を楽しみたいなら繁忙期は避けた方がよさそう・・。
- 公式サイト:駒出池キャンプ場
https://yachiho-kogen.com/camp/ - サイト種類:区画サイト・・芝生、土、フリーサイト・・土、芝生
- 車の乗り入れ:区画サイト・・可、フリーサイト・・不可
- ゴミ:分別してゴミステーションへ(指定時間のみ可)
- 備考:クレジットカード可、コインシャワーあり、炊事場はお湯は出ない、トイレは温座
駒出池キャンプ場へチェックイン
駒出池キャンプ場のチェックインは14時からですが、早めの12時頃に到着。アーリーチェックインは1時間500円なので、2時間アーリーの1,000円で入場致しました。
前日以降に事前にウェブで注意事項を読んでおくセルフチェックインをしておき、受付での滞在時間を短くする、という感染対策をされてました。
我々は今回オートサイト木陰のAです。
オートサイトは日向、木陰の2種類のゾーン分けがされていて、各ゾーンの中でもサイトの面積によってA(100㎡以上、2テントも可)、B(コンパクトなテントとタープならファミリーでもなんとかなるサイズ)、C(ソロ向け)と3種類に分けられています。(2020年よりサイト番号が変更になったそうです。)
何故木陰エリアにしたかというと、川沿いが多いというのと、日向サイトより雨風に強いかなーと思ったからです。
滞在中は強風なことが多く、特に設営の時は中々タープが建てられませんでした。。しかし、やや谷になっている地形とサイト後ろに高い木があるため、風通しのよい場所よりはマシなようでした。
フリーサイトのちょっと丘の上になっているようなところはもっと風がひどく、テントが飛ばされそうになってたり、タープが倒れてたり、結構大変そうでした。
5月ですが、設営中はちらほらとアラレが降っておりました。
オートサイトは、日向エリアも木陰エリアも段々畑のような段差になっているところが多いです。マイサイトも両隣とは段差になっていて、自サイト内も駐車スペースと設営エリアは段差になっていました。
さすがに広いですが、説明にあるように「2~3家族でも大丈夫」というのは言い過ぎかな。3家族はキツイと思います。
マイサイトに着いてまず、鹿のフ〇が落ちていてビックリ。うわー!野生の鹿が出るんだ!!
そしてサイト目の前は小川。うわー、小川ビュー!・・と思う間もなく目についたのは、川の中の大量のゴミ・・。マイサイトにも、ありとあらゆるゴミが落ちていて・・というか半分埋まってるので前日の人のゴミというよりだいぶ前から蓄積された様子で・・駐車スペースには割れた瓶が半分土に埋まっていて・・。
マイサイトでも、キャンプ場内の通路でも何度か何かが引っかかって転びそうになり足元を見ると薪を束ねていた針金の輪。本気でコレ危なかったです。
直火禁止のはずなのに直火の跡もありました。。
アスレチック
キャンプ場の一番奥まったところの山に入って行くと本格的なアスレチックがあります。日向エリアだと近いですが木陰からはちょっと遠かった。いずれにせよ、サイトから独立した山の中のエリアなので、子どもが小さい場合は保護者同伴で利用しましょう。
たくさん種類があり、立派なアスレチックです。幼児だと自分一人ではできないかも。
遊んでるうちにどんどん寒くなっていき手が凍えます。。下界の気温に合わせた服装だったので、一旦サイトにもどって暖パン系の服に着替えてきました。手袋持ってくればよかったと思うくらい寒いっ。
お子たちは滞在中に何度もアスレチックで遊んでました。遊具があると「子ども満足度」がぐっと跳ね上がりますね。
駒出池キャンプ場の施設紹介
と、ここでキャンプ場施設紹介をば。
オートサイト炊事場・サニタリー棟、トイレ
キャンプ場の敷地・収容人数に対して、炊事場が少ない印象です。今回の木陰サイトは炊事場から遠いし、途中坂を登って下って登って・・だったので洗い物やトイレに行くのが、かなり面倒でした。。
オートサイトの炊事場。お湯は出ませんが、ガスの自動販売機?というのがありました。使ってる人を見かけなかったのですが、どうやって使うんだろう??
炊事場ですが・・GWで混雑しているからなのか、普段からそうなのか分かりませんが、かなり汚かったです。。仕方ないので詰まった生ゴミをどかして、油でベタベタなシンクをスポンジで洗ってから自分の洗い物をしたこともありました。
サニタリー棟に炊事場、トイレ、コインシャワーがあります。寒かったのでシャワーは利用していないため、中の様子は分かりません。
トイレは、コロナ対策ということでトイレットペーパーを設置しておらず、チェックインの際に1サイト1個ペーパーを渡されるので、それを持参して利用することになっていました。
これが、結構面倒でした。。ソロで一人ならいいですが、家族で1個だと誰か行く度に持って行き、とやってると返してもらい忘れてトイレに行ったらバックに入ってるはずのペーパーがなくてサイトまで取りに戻る・・とか。。そして、「ペーパーをトイレから持ち帰る」という習慣がないのでペーパーをトイレに置き忘れて来ちゃう・・とか。。
ま、全部ワタクシの失敗談ですが・・。
フリーサイトエリア コインシャワー
駒出池の目の前にあるコインシャワー。
バンガロー
バンガローやコテージも場内に数多くあります。
写真は、バンガローの前に池があるように見えますが、駒出池ではなくて水路です。バンガローやコテージは池畔ではありません。
花火ゾーン
駒出池と水路の間の細道が「花火ゾーン」になってます。いい景色の場所なのに、花火ゾーンにしちゃっていいのかな?と思ってしまいました。
フリーサイト リバーサイドの炊事場
駒出池の奥の丘にある炊事場。
池のすぐ畔が人気ですが、湖畔、水路を見下ろす丘エリアも景色がいいですね。
しかし、丘エリアはほとんど傾斜があるので、設営に工夫が必要かもです。GWなのでこのエリアもたくさんのテントが張られていました。
見晴台
見晴台から池が見れます。
サウナ
最近サウナを始めたようで、アスレチックの手前の川沿いにサウナテントがありました。「とてつもない」って言われると気になりますね。
ワタクシはサウナーではないので利用してないですが、この手前のテントが受付で、奥に着替えテント、サウナテント、サウナ後の水プールがありました。
駒出池キャンプ場・風景
フリーサイト グリーンツリー、グリーングラスエリア
管理棟のすぐ近くのサイト。駐車場や炊事場が近いですが、人通りが多いので落ち着かないかも。
雨が続いた後だったので、あちこち地面がどろどろになっていました。
オートサイト日向エリア、水無川
段々畑のように段差があります。
プライベート感のあるサイトと、通路沿いで落ち着かなそうなサイトの差が激しい印象。
川を挟んだ向こう側に数サイト並んでいるサイトは、炊事場から遠いものの目の前が川なので景色よさそうでした。
水無川。
管理棟周辺
5月に桜が咲いていました。
駒出池
さて、駒出池キャンプ場のメイン、駒出池です。
繁忙期なだけあって、池畔はテントがびっしり。かなり密でした。
下の写真は池畔が空いてるように見えますが、これは前述の花火ゾーンの通路です。この下の畔はテントが並んでました。(チェックアウト後の空いた時間に撮影してます)
肉眼で見るとリフレクションしてるように見えてないのですが、スマホでバシバシ撮ってると時々リフレクション画像が撮れました。
フリーサイト リバーサイド
駒出池脇の水路と、その奥のフリーサイト。こういう沢のような小川のような場所は心地よさそうです。駐車場から遠いのが難点ですが・・。
フリーサイトの駐車場。
空いてる時間帯に丘エリアからの景色を撮影。
ターザンロープ、トランポリン
ターザンロープ
管理棟近くの方のフリーサイトの中にターザンロープがあります。
トランポリン
トランポリンは1つを20分貸し切り、500円。ワリカンにするとお安く遊べます。
雨、雪、夕日・・悪天候の中の夕食
夕方には、ざーっと本降りの雨が降ったかと思うと、雪になり、そして晴れ間が見え・・・天候がコロコロ変わりました。さすがに5月の雪にはビビるなぁ。
夜は餃子うどん鍋。寒いからか、ガスコンロで中々お湯が沸かない。風と雨で焚き火出来ない、フジカでは沸騰までに時間がかかる・・と四苦八苦して時間がかかってしまいました。
寒いので、暖かいお鍋系料理がおいしいです。
風が収まったかと思うと、また強風になったり・・という感じだったので今夜は焚き火なし。
夜は星空がキレイに見えました。本当はみんながランタンを消した真夜中に星空を見るともっとキレイなんでしょうが、本気で寒かったので真夜中はテントでシュラフにくるまっていました。
~こうして1日目の夜は更けていく~
2日目
強風のなごりはあるものの、お天気。昨日は飾れなかった鯉のぼりを設置。
青空を仰ぐ鯉のぼり。
2日目は、昨晩シャワーをやってないので温泉に入りに行きました。
キャンプ場にいる間は、お子たちは暇さえあればアスレチックで遊んでいました。
夕食
今日は焚き火出来そうなので、焚き火台でお肉を焼きます。
網で焼いた牛肉をアルミホイルに包み、焚き火台の下に置いて予熱で火を通しております。
寒くてお肉がすぐ冷たくなってしまうので、時々スキレットで温め直しながらの食事。
生ハムとベビーリーフのサラダ、ポテトチーズ焼き、ステーキ。
ワインは2001年のシャトー・デュ・テルトル。あら、もう20年ものになっていたのね。あまりボルドーを飲まないので、セラーの中でいつの間にか熟成してました。
深みのある香りでおいしゅうございました。
~こうして2日目の夜は更けていく~
3日目、朝食・撤収
朝、他の家族が寝ている間に一人で起きてお米を研ぎに行きます。
標高1,285m、アラレや雪が降る気温。米研ぎがツライです。
あ、そうそう、米といえば、標高が高いので炊飯するのに通常よりちょっと時間がかかりました。最初は普通に炊き始めてしまったのですが、早く沸騰してしまうので通常通りにやるとお米が炊けない内に水分がなくなってしまうので、いつもより弱火にして時間をかけて炊く必要があるようです。
そういえば、ポテチ等のスナック菓子の袋も空気がパンパンになっていました。坂道を上ると頭が痛くなったりしたのも標高が高いからなのかな?
撤収はラスト1時間で愛弟子たちが珍しく本気でお手伝いしてくれたので、奇跡的にチェックアウト時間に間に合いました。
まとめ
SNSで見る写真からのイメージではひっそり森の中に池があるのかと思ってましたが、駐車場やBBQ場のすぐ近くに池があり、結構人通りも多い場所でした。
静かに過ごしたいなら、空いてる日程を選ぶか、駐車場から遠い奥のエリアに行くか、という感じでしょうか。
サイトによる当たりはずれが大きい印象で、プライベート感のあるサイトが多いものの、人通りの多い通路に面したサイトだとか、バンガローの裏とか、景色もプライベート感もよくないというサイトもありました。そういうところに当たるとわざわざ絶景キャンプ場に来た意味ない、となりそうです。
高原の自然が豊かで、池、川があり、アスレチック等もあっていいのですが、繁忙期のフリーサイトはかなり混雑して密状態、オートサイトの方は当たりはずれが大きい、炊事場等の施設が少ないというデメリットがあります。
利用するなら空いてる時期のいいサイトでないと・・かなー。。
最後に、標高が高いので寒さ対策は万全に!です。